ネットワーク機器
ビジネスを加速するWi-Fi 6E対応無線LANアクセスポイント
アライドテレシス
AT-TQ7403
掲載日:2024/04/16
電波法が改正されたことにより、これまでの2.4GHz帯と5GHz帯に加え、新たに6GHz帯の24チャンネルが利用可能になった。このチャンネルを利用できるのが、Wi-Fi 6Eに対応した無線LANアクセスポイントだ。最近ではアクセスポイントに接続する端末の数や通信量も増加し、IoTではカメラやセンサーなども接続される。Wi-Fi 6Eに対応した快適なネットワークの構築を、ぜひ提案していただきたい。
三つの周波数帯を同時に使用
アライドテレシスの『AT-TQ7403』は、Wi-Fi 6Eに対応した無線LANアクセスポイントだ。2.4GHz帯と5GHz帯、6GHz帯の同時使用が可能なので、複数の端末が同時に接続する環境でも電波の混雑を回避でき、安定した通信を実現できる。
例えば教育現場では、複数のタブレット端末が同時にアクセスし、さらに大容量の動画教材を使用する場合がある。同製品は混雑の少ない6GHz帯を利用できるので、デジタル教材を使用したスムーズな授業を実現できる。
また、同社独自の技術AWC(Autonomous Wave Control)の自律的な電波出力・チャンネル調整により、隣接する教室の電波干渉も自動的に回避することができるため、事前調整の手間もかからない。
多様なワイヤレス端末を利用する医療機関などでは、医療機器は従来どおり2.4GHz帯を使用し、5GHz帯や6GHz帯をレセプションやフリーWi-Fiとして提供するといった使い方も可能だ。
ラジオごとにセキュリティ設定を分けることもできるので、安全にフリーWi-Fiを提供することができる。
最大10kmまで延長可能
『AT-TQ7403』には、別売のパッチアンテナ(AT-TQ0301)やアンテナ延長ケーブル(AT-TQ0064)を接続することが可能だ。
パッチアンテナとWDS(Wireless Distribution System)を併用することで、離れた距離でも無線経由で複数の無線AP間ブリッジが可能になる。この機能を利用すれば、ケーブル工事や通常アンテナでの接続が難しいエリアにもネットワークを容易に構築できる。
2.4GHz帯であれば、通信距離を最大で10kmまで延長できるので、広大な敷地に建設された工場や倉庫などの複数の建物も、無線LANネットワークで接続することが可能になる。
Vista Managerファミリーによる集中管理に対応しているため、複数の無線LANアクセスポイントの最適化が容易に行える。また、複数の無線LANアクセスポイント管理ソリューションにも対応予定なので、快適な通信環境の構築と管理運用の負担軽減の両立も可能になるだろう。
主な仕様
製品名 | AT-TQ7403 | |
---|---|---|
データ通信速度※1(無線部) | IEEE 802.11b | 11/5.5/2/1Mbps自動切替 |
IEEE 802.11a/g | 54/48/36/24/18/12/9/6Mbps自動切替 | |
IEEE 802.11n | 最大300Mbps | |
IEEE 802.11ax(2.4GHz) | 最大573.5Mbps | |
IEEE 802.11ac | 最大866.7Mbps | |
IEEE 802.11ax(5GHz) | 最大1201.0Mbps | |
IEEE 802.11ax(6GHz) | 最大2401.9Mbps | |
データ通信速度 | 有線部 | 100Mbps/1000Mbps/2.5Gbps |
ポート | 100/1000/2.5GBASE-T(PoE-IN、RJ-45コネクター)×2オートネゴシエーション、MDI/MDI-X自動認識 | |
電源部(ACアダプター使用時) | 定格入力電圧 | AC100-240V |
入力電圧範囲 | AC90-264V | |
定格周波数 | 50/60Hz | |
定格入力電流 | 0.50A | |
最大入力電流(実測値) | 0.38A | |
平均消費電力 | 14W(最大18W) | |
平均発熱量 | 51kJ/h(最大66kJ/h) | |
電源部(PoE受電時) | IEEE 802.3at準拠(クラス4) | |
外形寸法(W×D×H) | 200×210×47mm(突起部、アンテナ含まず) | |
質量 | 1.1kg(ブラケット、外付けアンテナ含まず) |
※1 表示の数値は、無線LAN規格上の最大値であり、実際のデータ転送速度を示すものではありません。
※ 仕様詳細はメーカーサイトにてご確認ください。