ネットワーク機器
ネットワークを多層防御で保護するVPNルーターライセンスパック
バッファロー
VR-UTM-1Y
掲載日:2024/05/21
ランサムウェアをはじめとした攻撃は大企業がターゲットにされやすい印象があるが、実はセキュリティ対策が不十分な中小企業が狙われる傾向にある。攻撃者はサプライチェーンのネットワークを利用して、目当ての大企業に攻撃を仕掛けることができるからだ。多彩なワークスタイルが採用されている現在、中小企業であってもネットワークセキュリティを強化するUTM(統合脅威管理)の導入が必要な状況になっている。
外部からも内部からも防護
バッファローの『VR-UTM-1Y』は、1年間のUTM機能拡張ライセンスが利用できる法人向けVPNルーターだ。
UTM(統合脅威管理)は、社内ネットワーク全体を多層防御することでセキュリティを強化する機能だが、中小企業での導入が進んでいないのが実情だ。同製品の導入により、中小企業でもUTMによるセキュリティ強化が可能になる。
UTMは外部からの脅威にも、内部からの情報漏えいにも対応できることが特長だ。
「Webフィルタリング&アプリケーション制御」は、通信先が不適切コンテンツを含むWebサイトである場合や使用を制限したいWebアプリケーションなどの場合に、通信を遮断する機能だ。
「Webレピュテーション」はアンチウイルス、アンチボット、アンチスパムによりネットワークを防御し、「IDS/IPS(不正侵入検知/防御システム)」は不正・異常な通信を検知・遮断することで、外部・内部からの脅威からネットワークを守る。
通常のファイアウォールに標準で搭載されているMACフィルタリング、パケットフィルタリングに加え、これらのUTMの機能を利用することで、ネットワークのセキュリティを強化することができる。
最長7年まで延長可能
『VR-UTM-1Y』は、1年間のUTM機能拡張ライセンスが利用できるモデルだが、ライセンス年数が1年の本製品のほか、2年、3年、4年、5年のモデルも用意されている。
本製品は買い切りタイプのため、導入時の見積もりが容易でIT投資計画に組み込みやすいのは、担当者にとっては嬉しい点だろう。
また、同製品は機器の保守・管理の手間を削減できるリモート管理サービス「キキNavi」に対応している。1年前のものまでのインシデントのログ閲覧や、発生時のメール通知などがリモートでできるので、管理者の負担を削減することが可能だ。
同製品の導入による、人手不足の中小企業のセキュリティ強化を提案していただきたい。
主な仕様
製品名 | VR-UTM-1Y |
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対応情報 | 対応OSなどの対応情報は、メーカーサイトにてご確認ください。 |
対応製品 | VR-U500X※1 VR-U300W※2 |
主な付属品 | ライセンスシート、UTM利用規約、UTM登録案内 |
※1 https://www.buffalo.jp/product/detail/vr-u500x.html
※2 https://www.buffalo.jp/product/detail/vr-u300w.html