『HDW-UTN2』は、USB 3.2 Gen1対応の外付けHDDだ。容量は2TBで、ほかに4/6/8/12/16TBのモデルもラインアップ。受注生産では24/32/40TBのモデルも用意されており、用途に応じて選択できる。

内蔵ディスクには、高信頼のNAS用ハードディスクを搭載。24時間、常時稼働を前提に開発されているため、長期の安定稼働が可能だ。

ドライブは2台構成で、出荷時点ではRAID 1に設定されている。各ドライブに同じデータを同時に書き込むミラーリングにより、万が一どちらかに障害が生じても、もう1台からデータを確保できる。

設定をRAID 0に変更すれば、データを2台に分散して書き込み、読み書きを高速化するストライピングモードを使用可能。2台を別々のドライブとして認識するマルチディスクモードにも対応している。

加えて、無償の専用アプリ「DAS CONNECT」を導入することで、同社独自の冗長性技術「拡張ボリューム」機能にも対応している。

同じデータを各ドライブに保存する点はミラーリングと同じだが、読み込みは常に片方のドライブから行う点が特長だ。ドライブごとに負担を分散させることで、RAIDの弱点であるハードディスクの同時故障によるデータ消失のリスクを抑えられる。

また、RAIDとは異なりシステムを止めずに容量を増設できる点もメリットだ。

DAS CONNECTを導入した場合には、クラウド管理サービス「NarSuS（ナーサス）」を利用し、HDDの稼働状況をリモートで確認できる。長年の運用で得られたビッグデータをもとに異常を検知する「予兆通知機能」により、ディスクの交換タイミングを計ることも可能だ。

有償保守サービス「アイオー・セーフティ・サービス（ISS）」に加入している場合には、予兆通知の発行時点で無償交換が受けられる。

5年間の長期保証も付属しており、同社製NAS「ランディスク」でのバックアップ用途としても、長期間安心して使える本製品。2TBから40TBの大容量モデルまで、用途に合わせて豊富なラインアップから、ぜひお客様にぴったりの製品をご提案いただきたい。