エレコムの『TK-FS10UMKBK』は、小学校のPC学習向けキーボード『はじめてのキーボード"KEY PALETTO"』シリーズのUSB有線接続タイプだ。

大阪電気通信大学の兼宗進副学長をはじめとする監修チームの協力のもと、分かりやすく操作しやすい設計になっている。

大きな特長は、キートップを目立つ4色で塗り分けたホームポジション。どの指でどの列のキーを押すか、分かりやすく色分けされており、指遣いの学習を補助してくれる。また、ユニバーサルデザインも考慮されており、色の判別が苦手な方でも、見分けやすいカラーバランスがとられている。

キーピッチを17mmとコンパクトにするなど、子どもの小さな手に合わせた設計もうれしいところだ。ほかにも、指にフィットしやすくへこんだキートップや、手や腕への負担を和らげる10度の傾斜付きスタンドを採用している。

実際に画面へ表示される文字と同じ印字デザインや、無意識に有効にしてしまい混乱を招きやすいCapsLock機能を、スイッチのON/OFF によって操作できるCapsLock機能無効化スイッチを搭載するなど、隅々まで配慮がなされている。

最大500万回の打鍵に耐えられる丈夫なキーを採用するなど、耐久性に優れた設計も特長の一つだ。キーの隙間にペンや定規を差し込むといった、いたずらにも強い構造をになっている。

加えて、ローマ字入力をサポートするテンプレートや、メモなどを立てかけられるカードスタンドが付属。自分でオリジナルカードが作れるテンプレートデータや、プログラム言語などの学習に役立つカードのデータも無料で公開されている。さらには必要に応じてキートップに貼ったりはがしたりできる、読み仮名シールも付属。

教育現場への配慮が行き届いた製品として、ぜひおすすめいただきたい。