ネットワーク機器

低コストで高速化を実現する全ポートマルチギガ対応スイッチ

アライドテレシス
AT-x240-26GTXm

掲載日:2024/09/10

低コストで高速化を実現する全ポートマルチギガ対応スイッチ

昨今はスマートデバイスやモバイルワークの普及によってデータ通信量が増大し、ネットワークエッジの高速化が求められている。こうした状況に応える製品がアライドテレシスの『AT-x240-26GTXm』だ。全ダウンリンクポートがマルチギガビットに対応するため、既存のカテゴリー5eケーブルのままでも導入可能。工事のコスト不要で、高速通信・帯域拡張へのアップグレードを実現できる。

既存ケーブルのまま高速化

『AT-x240-26GTXm』は、ネットワークエッジの高速化を実現するレイヤー 2plus マルチギガビット・インテリジェント・スイッチだ。ダウンリンクポートを24基、アップリンクにSFP/SFP+スロットを2基搭載している。

ダウンリンクポートはすべて10/100/1000Mbpsに加え、2.5/5GBASE-Tをサポート。既設のCat5eケーブルのままで高速通信・帯域拡張へのアップグレードが可能なため、配線工事のコストを削減することができる。

一方、アップリンクは10ギガビットイーサネットモジュール(SFP+)に対応。別売のSFP+モジュールを導入することで、上位のディストリビューション・スイッチやコア・スイッチに対して10ギガの接続を提供することが可能だ。

このため、Wi-Fi 6/6E対応のアクセスポイントを利用する際も十分な通信速度を確保し、ネットワーク全体において、高速かつ大容量の通信を実現できる。

仮想化機能で管理コストも軽減

日本語対応のWeb GUIを標準でサポートしているほか、独自のネットワーク仮想化機能「Autonomous Management Framework Plus(AMF Plus)」にも対応している。

これは、ネットワーク上のスイッチやルーターなど、同社の製品を仮想的な1台の機器として統合するもの。

ネットワーク構成機器の交換・修理時に自動で復旧を行ったり、各機器のファームウェア更新やバックアップを一括で処理したりと、管理運用の「一元化」、「簡素化」、「自律化」によって管理コストの軽減に貢献してくれる。

なおAMF Plusは、管理するマスターと管理されるメンバーがあり、本製品は管理対象となるAMF Plusメンバーに対応している。

ループガードや多彩な認証機能など、運用をサポートする機能も充実している。低コストでネットワーク環境を向上する手段として、ぜひおすすめいただきたい。

主な仕様

製品名 AT-x240-26GTXm
通信速度 10Mbps/100Mbps/1000Mbps/2.5Gbps/5Gbps/10Gbps※1
ポート 10/100/1000/2.5G/5GBASE-T(RJ-45コネクター)×24
オートネゴシエーション※2
10M/100M/1000M Full固定設定
MDI/MDI-X自動認識、MDI/MDI-X固定設定
SFP/SFP+スロット×2
RS-232(RJ-45 コネクター)×1※3
USB ポート(USB 2.0、タイプA(メス))×1※4
電源部 定格入力電圧 AC100-240V※5
入力電圧範囲 AC90-264V※5
定格周波数 50/60Hz
定格入力電流 1.1A
最大入力電流
(実測値)※6
0.93A
平均消費電力※6 73W(最大83W)
平均発熱量※6 260kJ/h(最大300kJ/h)
外形寸法(W×D×H) 440×290×44mm(突起部含まず)
質量 3.7kg

※1 対応SFP/SFP+モジュール装着時

※2 10M/100M/1000M/2.5G/5G Full Duplexでの接続のみサポートしています。

※3 本製品にはコンソールポート接続用ケーブルは同梱されておりません。また、出荷時はIPアドレスが付与されておりませんので、別途、マネージメントケーブル「AT-VT-Kit3」またはRS-232ケーブル「CentreCOM VT-Kit2」をご用意ください(AT-VT-Kit3には、別売のUTPケーブルが必要です)。 なお、AT-VT-Kit3のUSB使用時の対応OSは、メーカーサイトにてご確認ください。

※4 USB 2.0のUSBメモリーをご使用ください。また、ご使用の際には、お客様の使用環境で事前に検証を行ったうえで導入してください。

※5 同梱の電源ケーブルはAC100V用です。AC200Vでご使用の場合は、設置業者にご相談ください。

※6 AT-SP10TM×2個 使用時

※ 仕様詳細はメーカーサイトにてご確認ください。