エレコムの『EHC-G08MN4-HJW』は、同社のスタンダードモデルに位置付けられるスイッチングハブだ。全ポートGiga対応のLANポートが8ポート搭載されている。

同社従来モデルと比較して約15％の省エネルギーを実現しているため、設置数が多い場合には本製品にリプレースすることで大きな省エネ効果を期待できる。電力使用量の低減によるコスト削減効果に加え、サステナブルな取り組みの一環としても謳うことができるため費用対効果も大きい。

さらにIEEE 802.3az（EEE規格）に対応しているスイッチや端末との組み合わせで使用できる「らくらく節電E機能」を活用すれば、自動でエネルギーの削減を実現。シャットダウン中のPCを検知して節電するので、8ポートモデルの本製品では最大約82％と大幅な節電効果が期待できる。

また、メイン基板に電解コンデンサーを使用しない基板設計とファンレス設計を採用することで静音・長寿命を実現している。

『EHC-G08MN4-HJW』には、放熱性に優れたメタル筐体の採用に加え、本体背面にあらかじめマグネットが取り付けられている。金属面に設置するケースが多いユーザーには嬉しい配慮だ。

本製品はマグネットによる設置のほか、水平設置や本体背面の壁掛け穴を使った壁面設置も可能。使用環境に応じて柔軟に設置方法を選ぶことができる。

さらに動作時の環境温度は50℃まで対応しており、天井裏や倉庫などの空調設備のない環境や、ファンレス設計により静音性が求められる環境にも設置可能だ。

設置の自由度が高い本製品は、スイッチングハブをリプレースする際にも、設置場所に関わらず一括購入することが可能だ。製品選定の手間だけでなく、メンテナンスなどの運用管理を効率化することも期待できる。

「スタンダードモデル」と謳われている本製品を、省エネルギーと業務効率化を実現するスイッチングハブとして提案していただきたい。