ネットワーク機器

柔軟性と拡張性に優れる省スペース型コアスイッチ

アライドテレシス
AT-SBx908 GEN3

掲載日:2025/09/09

柔軟性と拡張性に優れる省スペース型コアスイッチ

企業のDX化が進むにつれて、ネットワークの柔軟性や拡張性、運用効率性がより重要となっている昨今。アライドテレシスのコアスイッチ『AT-SBx908 GEN3』は、こうした課題に応える製品だ。筐体は高さ3Uとコンパクトながら、八つの拡張スロットと64基の100Gインターフェイスを搭載。これにより、将来的な構成変更やアップグレードにも柔軟に対応できる。電源とファンモジュールは二重化に対応し、高い可用性も実現している。

必要に応じて機能を向上

『AT-SBx908 GEN3』は、コアスイッチ向けの性能を備えたアドバンスド・レイヤー3・モジュラー・スイッチだ。シャーシは高さ3U分とコンパクトながら、8個の拡張モジュールスロットを搭載し、高度な拡張性を実現している。

対応する拡張モジュールは、1000/2.5G/5G/10GBASE-Tポートを備える「AT-XEM3-12XTm」や、SFP/SFP+/SFP28を備える「AT-XEM3-12YS」、QSFP+/ QSFP28スロットを備える「AT-XEM3-8CQ」など多種多様。400G対応のモジュールも予定されており、必要に応じて柔軟にアップグレードすることが可能だ。

高度な可用性も特長の一つ。電源ユニット用スロットを2スロット搭載し、AC電源ユニット(別売り)を最大2台装着することが可能だ。装着すれば、一方が故障したケースでも、もう一方で稼働を継続しつつ交換し、システムを止めずに対応することが可能。他の拡張モジュールも、同様にホットスワップに対応している。

豊富な管理機能でコスト低減

独自のネットワーク統合管理機能、「AMF PLUS」もメリットだ。これは、ネットワーク上のスイッチやルーターを仮想的な1台の機器として統合管理するもの。構成機器に対しファームウェアのアップグレードや設定変更、バックアップなどを一括で処理できる。

また、無線LANの構成や運用を自律化する「AWC(Autonomous Wave Control)コントローラー」や、Web GUIで直感的な操作が可能な「Vista Manager mini」にも対応。管理コストの低減にひと役買ってくれるだろう。

セキュリティ管理をネットワーク全体で統合できる「AMF Security」にも対応し、脅威対策にかかる人的負担にも貢献。ビジネスの変化に対応する新世代のスイッチとして、ぜひ拡張の方向性と併せてご提案いただきたい。

主な仕様

製品名 AT-SBx908 GEN3
通信速度 10Mbps※1/100Mbps※1/1000Mbps/2.5Gbps/5Gbps/10Gbps/25Gbps/ 40Gbps/100Gbps/400Gbps
スロット 拡張モジュールスロット×8
電源ユニットスロット×2
ファンモジュールスロット×2
ポート コンソールポート RS-232(RJ-45コネクター)※2×1
マネジメントポート 10/100/1000BASE-T(RJ-45コネクター)×1
オートネゴシエーション※3
10M/100M/1000M Full固定設定
MDI/MDI-X自動認識
USBポート USB 2.0、タイプA(メス)×1※4
使用ケーブル※1 10BASE-Te UTPカテゴリー5以上
100BASE-TX
1000BASE-T UTPエンハンスド・カテゴリー5以上
パフォーマンス スイッチング方式 ストア&フォワード
最大パケット転送能力(装置全体/64Byte) 2.80Gpps
システム・スイッチング・ファブリック 12.80Tbps
メモリー容量 【フラッシュメモリー】512GByte
【メインメモリー】32GByte
動作温度範囲 0〜50℃※5
EMI規格 VCCI Class A
電安全規格 UL62368-1、CSA-C22.2 No.62368-1
外形寸法(W×D×H) 441×473×133mm(3U)
質量 17kg(標準搭載品を含む)

※1 マネジメントポート使用時

※2 本製品にはコンソールポート接続用ケーブルは同梱されておりません。また、出荷時はIPアドレスが付与されておりませんので、別途、マネジメントケーブル「AT-VT-Kit3」またはRS-232ケーブル「CentreCOM VT-Kit2」をご用意ください(AT-VT-Kit3には、別売のUTPケーブルが必要です)。 なお、AT-VT-Kit3のUSB使用時の対応OSは、メーカーサイトにてご確認ください。

※3 10/100/1000M Full Duplexでの接続のみサポートしています。

※4  USB 2.0のUSBメモリーをご使用ください。また、ご使用の際には、お客様の使用環境で事前に検証を行ったうえで導入してください。

※5 装着する拡張モジュールにより動作温度範囲は変動します。ご利用前に予めデータシートなどでご確認ください。

※ 仕様詳細はメーカーサイトにてご確認ください。