『PN-P』シリーズは、デジタルサイネージ向けの液晶ディスプレイだ。ラインアップは43V型、50V型、55V型、65V型、75V型の5種類。いずれも4Kの高解像度（3,840×2,160ドット）で、高精細な映像を表示できる。

輝度は700cd/㎡と高く、明るい場所でもくっきりとリアルな表現が可能。画面の映り込みを抑制しやすいパネルを採用しており、どの角度からも正確な情報を得ることができる。

金属製の筐体は堅牢で、衝撃や長期使用への耐久性と、難燃性を確保。高度な安全性が求められる環境にも設置可能だ。24時間連続稼働に対応しており、空港や病院、コンビニエンスストアなど、常時稼働が求められるサイネージにも安心して使用できるだろう。

色表示の安定性もメリットだ。工場出荷時点で、色のばらつきや画面ムラといった、ディスプレイの特性に応じた調整を実施済み。このため、セットアップ時にキャリブレーションすることなく、メニューから簡単に色味を調整できる。また、デバイス管理アプリを併用すれば、リモートでの調整も可能だ。

この安定性は、複数で運用する場合にも有効だ。導入時期の違いや個体差による色ずれが抑制されるため、複数並べた場合でも、色ずれのない統一された映像表現を実現できる。マルチ構成時においても隣接するディスプレイとの色ずれを気にせず、ムラのない自然な映像表現ができる。

加えて、映像や制御信号のデイジーチェーン接続にも対応。ディスプレイ間をケーブルで接続するだけのシンプルな配線で、複数台にまたがる映像表示や制御が可能となる。配線が最低限で済み、分配器なども不要で、システム構成時のコスト削減に貢献してくれるだろう。

施設や店舗を演出する有効手段として、ぜひおすすめいただきたい。