バックアップ・データ保護
Windows Server 2025サポートを拡充したバックアップソフト
Arcserve Japan
Arcserve Replication/High Availability 18.0 SP3d
掲載日:2025/12/09

サーバーを運用する際に重要になるのは、安定した運用と万が一のトラブルの際の対応だ。その一丁目一番地ともいえるのが、データのバックアップであることは、言うまでもない。サーバーの運用環境にもよるが、リアルタイムのバックアップが望ましく、さらにトラブル発生時は、自動でバックアップに切り替わるのであれば一層安心できる。サーバー切り替え時の障害が報道されているが、自動化することで人的ミスを予防できる。
更新データをリアルタイムに複製
Arcserve Japanの『Arcserve Replication/High Availability 18.0 SP3d』は、レプリケーション技術によりデータを継続的に複製し、レプリカサーバーへの運用の切り替えを自動化するソフトウェアだ。
『Arcserve Replication』が複製元(マスターサーバー)である本番環境に加えられる変更をキャプチャし、ネットワークを介して複製先(レプリカサーバー)に、ほぼリアルタイムで反映する。
『Arcserve High Availability 18.0 SP3d』はレプリカサーバーからマスターサーバーを監視し、異常があればレプリカサーバーに自動的に運用の切り替え(スイッチオーバー)を行う。
レプリケーションを遠隔拠点に転送したり、複数の拠点サーバーの遠隔統合バックアップを作成したりすることができるので、BCP(事業継続計画)対策に加えて、バックアップの運用効率化も実現できる。
多彩なシナリオで自動化を実現
『Arcserve Replication/High Availability 18.0 SP3d』には多彩な「シナリオ」が用意されている。
シナリオとは、データ保護やシステム復旧のための設定をまとめたもので、保護する対象のアプリケーションやデータ、データの保存場所、レプリケーションサーバーなどをあらかじめ設定しておける。
本製品ではWindows Server 2019に加え、新たにWindows Server 2025およびWindows Server IoT 2025 for Strageにも対応した。「ファイル サーバ シナリオ」「フルシステム シナリオ」「Hyper-Vシナリオ」などがWindows Server 2025サーバーでも利用できるようになった。
リアルタイムのレプリケーションでは、帯域への負担が気になるユーザーもいるかもしれない。だが、本製品であれば、平日の日勤帯は通信帯域を制限し、平日夜間や土日にはフル帯域を使用するように設定することも可能なので、通常業務への影響を抑えながら、確実なバックアップを実行できる。
手間のかかるバックアップ業務ではあるが、サーバーの安定運用には欠くべからざる業務だ。本製品の導入による効率化を、ぜひ提案していただきたい。
プラットフォーム・その他の機能追加
| 製品名 | Arcserve Replication/High Availability 18.0 SP3d |
|---|---|
| 各種シナリオでの Windows Server 2025 対応 |
ファイル サーバ シナリオ (HA シナリオ) フルシステム シナリオ (DR/HA シナリオ, 仮想アプライアンス含む) Hyper-V シナリオ (DR/HA シナリオ) コントロール サービス シナリオ (DR/HA シナリオ) |
| アプリケーションシナリオ | SQL Server 2022 (DR/HA シナリオ) Oracle Database 19c (DR/HA シナリオ) IIS 10.0 (DR/HA シナリオ) |
| 各種シナリオでの Windows Server IoT 2025 for Storage 対応 |
ファイル サーバ シナリオ (HA シナリオ) ココントロール サービス シナリオ (DR/HA シナリオ)※1 |
| Linux インストールの拡張 | エンジン インストール時の指定で、自動アップデートを有効化 |
※1 DR (データ レプリケーション) シナリオ: Arcserve Replication で使用するシナリオHA (ハイ アベイラビリティ) シナリオ: Arcserve High Availability でのみ使用できるシナリオ
※ 価格や詳細についてはメーカーサイトにてご確認ください。