セキュリティ

なぜ今クラウドセキュリティが必要なのか

掲載日:2021/07/20

なぜ今クラウドセキュリティが必要なのか

リモートワークが当たり前になった今、クラウドサービスを活用する企業は多い。現代に必要不可欠なサービスではあるものの、気になるのはそのリスク対策だ。手間をかけずにリスクを回避するためにはどうすればよいのか。BP事業部おすすめの製品紹介も含めて、クラウド時代に求められるセキュリティソリューションについて説明する。

クラウド時代のセキュリティ管理

加速するクラウド利用

昨今、コミュニケーション・ビジネスツールやプラットフォームを活用したファイル共有、システム共有サービスなどの利用が当たり前となった。さらにコロナ禍を経て多くの企業がリモートワークを導入しており、自由な場所から情報にアクセスして業務を行う光景が日常的になっている。

このような状況の中で特に活用が進んでいるのが、クラウドサービスだ。業務効率化だけでなく、コスト削減にもつながるクラウドサービスの利用は、今後さらに加速していくことが容易に予想できる。

クラウド時代に想定されるリスクと、求められるもの

急速に利用が進むクラウドサービスだが、利用にはさまざまなリスクがある。

最大のリスクは情報漏えいだ。IDやパスワードの使いまわし、個人デバイスでのアクセス、不正アクセスなどの原因から機密情報が漏えいするケースは多い。

さらに、各サービスのセキュリティポリシーが異なることで発生する複数の管理設定や、共有するストレージの多様化、利用者グループ・権限の管理など、複数の便利なクラウドサービスを利用すると、情報漏えいを防ぐために手間が発生することも見過ごせない。いつでもどこでも業務を行えるような環境が整っている時代だからこそ、情報はリスクにさらされやすくなるのだ。

今求められているセキュリティソリューションは、セキュリティ管理が可能なことはもちろん、さらに利便性も高いものにほかならない。

BP事業部おすすめ製品紹介

では、今求められる具体的なソリューションとは何か。BP事業部がおすすめする製品を紹介しよう。

HENNGE株式会社『HENNGE One』

HENNGE Oneは、クラウドセキュリティをオールインワンで提供するツール。多要素認証により認められていないアクセスを強力にブロックするSaaS認証基盤だ。さまざまなサービスとのシングルサインオン(以下SSO)が実現可能であるため、IDやパスワードを記録する手間や流出のリスクを抑えることができる。

また、便利なポータル画面もあるため業務の効率化にも有効だ。さらに設定代行や障害時の切り分けなど、クラウドサービスへのセキュリティサポートに対応することも特長の一つである。

パスロジ株式会社『PassLogic』

PassLogicは、ユーザーIDの効率的で安全な運用を支援する認証プラットフォームだ。多要素認証に強くSSO機能も付帯するほか、LDAP連携によるユーザー登録・更新の自動化やCSVファイルによるユーザー一括登録にも対応しており、ユーザー管理者の負担を削減できる。

また、トライアル版を無償提供しており、事前検証も可能なので安心して導入可能。さらにクラウド版とパッケージ版の2種類が提供されているため、自社の環境に合わせて導入ができるのもポイントだ。

株式会社インターナショナルシステムリサーチ『CloudGate UNO』

クラウドサービスへのアクセス制限とSSOとを同時に実現するサービスとしておすすめなのが、CloudGate UNOだ。IPや端末、時間帯などを個別に設定してアクセス制限をかけられるため、「テレワーク中の社員が想定外の環境からアクセスして情報流出の原因になる」というような状況を未然に防げる。

また、パスワードレス認証やアクセスコントロール、SSOによってさらなるセキュリティ向上が望め、さらにアカウント/ライセンス同期もできるため、管理者の運用負担を軽減可能だ。

サイオステクノロジー株式会社『Gluegent Gate』

安全性と利便性を兼ね備えたセキュリティ対策ツールとしておすすめしたいのが、Gluegent Gateだ。SSOに加え、統合アカウント管理機能を付帯。社員に配布するアカウントをひとまとめに管理できるため、全社規模で設定を変更するような機会があっても手間が最小限に抑えられる。

また、Gluegent Gate経由のログイン時に取得したユーザーエージェントの確認・出力や、操作ログの確認が可能な監査機能が充実しているため、コーポレートガバナンスの向上が望めるのも魅力的だ。

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これらのように、セキュリティ管理が可能で利便性の高いソリューションの導入は、セキュリティだけではなく生産性の向上にも有効だ。また、これをきっかけにほかの製品が注目されることも期待できる。まずは注目度の高いセキュリティソリューションから提案し、顧客のニーズを探っていきたい。