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タブレットの可能性を広げる! 周辺機器の選び方

掲載日:2022/01/11

タブレットの可能性を広げる! 周辺機器の選び方

リモートワークが広く浸透してから1年以上の年月がたち、ノートPCを持ち歩いてカフェや自宅などで作業する光景は見慣れたものになった。しかし、重さや機能面の不十分さが理由でノートPCを持ち歩くことに息苦しさを感じている人も多いだろう。そんな方におすすめしたいのが、タブレット端末を用途や利用場所に応じて周辺機器で拡張しつつ利用する、というアプローチである。

増加するタブレット端末の需要

GIGAスクール構想をはじめとする教育関連、コロナ禍による在宅勤務・自宅で過ごす時間の増加などにより、タブレット端末の需要は近年増加している。2021年の11月にReport Oceanが発表した内容によると、世界のタブレット市場は2021年から2027年の間、健全な年平均成長率で成長することが見込まれており、今後も市場拡大に期待できる。

タブレット端末には周辺機器が必要?

タブレット端末は「家庭で映画や電子書籍を楽しむ際に使うと便利」など、PCとスマートフォンの中間的な立場のようにとらえられているケースが一般的だ。しかし、適切な周辺機器を利用することでタブレットの機能を拡張し、業務においても十分に役立たせられるようになる。

適切な周辺機器を選ぶためには、まずタブレットの活用目的を明確にしておきたい。「作業効率を向上させたい」「操作性を向上させたい」「機能を追加したい」など目的に応じて作業環境を充実させるための周辺機器を選ぶことをおすすめする。

注目のタブレット端末周辺機器

入力機器

タブレットを業務で活用する際、作業効率を上げたい場合は、キーボードやマウスといった入力機器をそろえておく必要がある。

タッチパネルを利用した入力は、簡単かつ直感的に操作可能だが、長い文章の入力には物理キーを備えたキーボードが便利だし、データの細かな移動をスムーズに行うためにはマウスが必要だ。ミスや、確認に要する時間の減少にもつながるだろう。

タブレットの場合、本体スペースの関係で搭載する接続端子が少ないものも多い。Bluetoothなどの無線規格に対応した製品もチェックしておくべきだ。バッファローの『BSKBB110BK』(商品紹介記事はこちら)はBluetooth 5.0対応のフルキーボード。Bluetooth 5.0対応のタブレット端末であればレシーバーを使用することなく接続可能で、省電力設計なので電池交換が頻繁に必要、などといった問題も発生しないのが安心だ。

アクセサリー

タブレットを専門的な業務で使用する場合、利便性向上に向けてアクセサリーを追加しておきたい。例えば、イラストの作成やPDFデータへの赤入れといったビジュアル的な手書き入力を必要とする作業の場合、タッチペンを使うことをおすすめする。指先で操作するよりもはるかに緻密で正確な線を引くことができるなど、表現が伝わりやすくなる。

また、オンライン会議などで長時間タブレットを一定の位置・角度にキープする必要がある際は、スタンドの準備が必須だ。サンワサプライの『PDA-STN46BK』(商品紹介記事はこちら)は、デスクに立てて利用するスタンドとして使いやすい。ホルダーが11インチまでの端末に対応しているため、一般的に使われるほとんどのタブレットを固定可能だ。商談など、見た目の印象が大切な要素となるビジネスパーソンはぜひ利用したい製品だ。

充電、データ転送機器

外出先での作業が多い場合には、タブレットの充電切れに備えておこう。モバイルバッテリーは、接続する端子の規格が同じであれば、おおむねスマートフォン用のものがタブレット端末にも利用できる。ただし、一部タブレットは専用の充電ケーブルにしか対応していないため注意が必要だ。

なお、先に紹介したBluetoothなどの無線規格対応のキーボードやマウスは、電源が乾電池式のものが多い。いざというときに電池切れでは困るという方は、有線接続のキーボードやマウスと、サンワサプライの『USB-3HSS6S』(商品紹介記事はこちら)というドッキングステーションを持ち歩こう。このドッキングステーションはSurface用の製品だが、USB Type-Cコネクタを搭載していれば他社製のタブレットでも利用可能である。オフィス内のディスプレイや回線に有線で接続しながらタブレットを使いたい方にもおすすめだ。

最近、リモートワークからオフィスでの勤務に戻る企業が見受けられる。しかし、タブレットやその周辺機器の需要は決して下がっていない。むしろノートPCよりも手軽に持ち歩けて、オフィスでは周辺機器で拡張してデスクトップPCのように活用できるため、タブレットの人気は今後も高まり続けていくだろう。

今後はさらに幅広い層がタブレット端末を求めることも予想できる。これらの顧客が生活の中でどのように活用するのかも想像し、製品のより良い提案に役立ていただきたい。