テレワーク

薄型・軽量! ノートPCの最新ニーズとおすすめ機器を紹介!

掲載日:2023/11/07

薄型・軽量! ノートPCの最新ニーズとおすすめ機器を紹介!

働き方改革やコロナ禍でオフィスの在り方や従業員の働き方は大きく変化した。多様化する働き方に合うPCとして、どのような機種が求められているのだろうか。NECが掲げるビジネスPCへの4つの要素と日本HPの取り組みを中心に、最新のPCをチェックしよう。

働き方の変化

レノボ・ジャパン合同会社が、全国の会社員2,000名を対象に2022年現在の働き方について調査を行った。その結果が2022年11月に「ハイブリッドワーク実態調査 2022」として発表されている。

同調査によると、組織がテレワークを実施していて自身もその対象であると答えた人が全体の約30%だった。また、ハイブリッドワークを知っているかとの問いには全体の44.9%が「知っている」と答えている。

ほかに、WeWork Japanが2022年10月に発表した「コロナ禍長期化における働き方意識調査」(従業員20人以上の企業に勤める1400人を対象)では、ハイブリッドワークが認められている人は55.6%だった。前年同時期の48%から増加している。

新型コロナ感染拡大による緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の期間でテレワークに移行した企業が多かったが、コミュニケーションが取りにくいなどの問題も生じていた。そこで、最近ではテレワークとオフィスワークを組み合わせたハイブリッドワークを採用する企業が増えている。

NECが提案するハイブリッドワーク向けPC

NECはハイブリッドワーク向けPCに必要な要素として、「事業継続」・「モビリティ」・「セキュリティ」・「利便性」の4点を挙げる。

自宅とオフィスとの移動が多くなるハイブリッドワークでは「モビリティ」をまず確認することになるだろう。軽量であることや充電を気にせず使用できる長時間駆動は大切だ。また、オフィス外に持ち出すことで気になる「セキュリティ」の観点から顔認証や指紋認証も必須である。

モバイルPCであっても、性能がオフィス用のPCより劣っていると、事業継続が難しくなる。どこにいても同じ環境で業務ができるPCを選択することが必要だ。また、サブモニターや周辺機器に接続するためのインターフェイスがそろっていると利便性が高くなる。HDMIなどの端子がないPCはハブを使用すれば良いのだが、HDMI端子搭載のPCであれば移動時の持ち物を減らせる。

こうした条件を満たすPCとして、NECは『VersaPro/VersaPro J UltraLite』シリーズを販売している。
『UltraLite』シリーズ共通の特長は、13.3型ながら、薄型で1kg未満を実現している点。耐久面では、面加圧試験は天面から均等に1470N{150kgf}の圧力をかけた試験に耐える頑強設計を採用している。また、PCを開くとキーボードが持ち上がるリフトアップヒンジになっているため、吸気口をふさがず、マルチタスクでCPUの温度上昇に伴うクロック制限を抑制する。

『VersaPro/VersaPro J UltraLite タイプVN』

  • インテル® Core™ i5 プロセッサー搭載(インテル vPro® Essentials)
  • Windows 11 Pro
  • バッテリー駆動時間:約18.1時間
  • ディスプレイ:13.3型ワイド・フルHD

『VersaPro/VersaPro J UltraLite タイプVC』

  • AMD Ryzen™ 7 PRO プロセッサー選択可能
  • Windows 11 Pro
  • バッテリー駆動時間:約15.7時間
  • ディスプレイ:13.3型ワイド・フルHD

ハードウェアレベルでセキュリティ対策した日本HPのPC

日本HPのビジネスPCは、HP Wolf Security for Businessが組み込まれ、ハードウェアレベルでのセキュリティ対策を行っているのが特長だ。電源を入れた瞬間からバックグラウンドでセキュリティ機能が稼働し、OSの下、中、上が保護される。

OSの上というのはディスプレイ、Webカメラ、指紋センサーなどのことだ。OSの中はこれまでのWindowsの中で最もセキュアなMICROSOFT SECURED-CORE PCであり、OSの下はBIOSの不正な書き込みを防ぎサイバー攻撃を受ける前にBIOSをロックする。それでも万が一攻撃を受けたときには自動復旧するなどの機能を持っている。

コロナ禍以降、モビリティやセキュリティを重視したPCがラインナップされているのは他メーカー同様だが、加えてHPのPCはカーボンニュートラルやサステナビリティも考慮されている。生産・流通の過程で環境に配慮しており、PCの部材にはオーシャンバウンドプラスチックを使用するなどの工夫がされる。不要になったPCを買い取り、必要とする国や地域で再利用する「PCリユースプログラム」も開始している。

HP Wolf Security for Business組み込みのPCはデスクトップPCやワークステーションもラインナップされているが、ハイブリッドワーク向けのPCでは以下の機種が代表される。

『HP Dragonfly G4』
13.5型のフラッグシップモデル。3:2アスペクト比で縦方向に多くの情報を表示できる。

  • インテル® vPro® プラットフォーム(インテル® Evo™ デザイン)
  • Windows 11 Pro、バッテリー駆動時間:約13.5時間
  • ディスプレイ:13.5型ワイドWUXGA+液晶ディスプレイ

『HP EliteBook 630 G10』
さまざまな分野や場所で活躍する13.3インチモバイルPC。

  • インテル® Core™ i3-1315U プロセッサー/インテル® Core™ i5-1335U プロセッサー/インテル® Core™ i5-1345U プロセッサー(インテル® vPro® テクノロジー有効)/インテル® Core™ i7-1355U プロセッサー
  • Windows 11 Home/Pro
  • ディスプレイ:13.3型ワイド・フルHD

その他メーカーのPC

Lenovo『ThinkPad X1 Nano Gen 3』

  • 超薄型ハイパフォーマンス13型ノートPC
  • 第13世代インテル®Core™ プロセッサー搭載インテル® Evo™ プラットフォーム(インテル® Evo™ デザイン)
  • Windows 11 Home/Pro
  • ディスプレイ:13型フルHD IPS

富士通『LIFEBOOK U9413/N』

圧倒的な軽さでモビリティを高めたPC。

  • 第13世代インテル® Core™ i7プロセッサー/第13世代インテル® Core™i5 プロセッサー
  • Windows 11 Pro
  • ディスプレイ:14型WUXGA

このほかにもおすすめのハイブリッドワーク向けPCがあり、また新機種も次々と登場している。各社サイトなどで最新の情報をチェックしてお客様に提案できるように心がけておくと良いだろう。