業務改善

生産性向上につながる!?
ディスプレイ選びのポイント

掲載日:2024/05/07

生産性向上につながる!? ディスプレイ選びのポイント

ノートPCと接続してマルチディスプレイの環境整備や大画面での情報共有など、さまざまな用途で活用できるディスプレイ。導入することで作業効率や生産性の向上が期待できるが、どのような観点で選定すれば良いのだろうか。今回は個人がノートPCに接続して使用する「ノートPC用ディスプレイ」と会議室に設置する「会議室用ディスプレイ」の二つについて、選定方法やおすすめ製品などを紹介する。

ディスプレイのメリット

ノートPC用ディスプレイを導入する最大のメリットは、異なる画面を同時に映し出せることにある。デバイスが1台の場合はウィンドウを切り替える必要があるが、ディスプレイが複数あれば、Webセミナーの映像を流しながらもう1台端末で調べものができるなど、二つのソフトを同時に稼働させることが可能だ。

会議室用ディスプレイも、導入によって効率化が期待できるツールだ。大画面に資料を映し出せば、資料を印刷して配布するなどの事前準備の必要がなくなるほか、参加者は資料確認のために目線を手元に落とす必要がなくなるので集中力が高まって情報の見落としも軽減するだろう。また、会議内容を理解するスピードの向上も期待できる。

ディスプレイ選びのポイント

ノートPC用・会議室用のディスプレイ選びのポイントを四つ解説しよう。

スペースに適した画面サイズ

作業スペースや会議室の広さに適したサイズのディスプレイを選ぶ必要がある。

ノートPC用ディスプレイは21インチ〜27インチのサイズが多く展開されているが、24インチ(横幅:約53cm、縦幅:約30cm)程度のサイズが標準だ。22インチ(横幅:約48cm、縦幅:27cm)以下は省スペース向け、27インチ(横幅:約60cm、縦幅:33cm)以上は大型に分類される。

会議室用ディスプレイは、参加人数4~10人程度の会議室には50〜60インチ程度(横幅:約110~132cm、縦幅:約62~74cm)を、11人以上の規模の会議室には100インチ(横幅:約221cm、縦幅:約124cm)以上をおすすめしたい。

ディスプレイを導入するときは実際に設置予定スペースを計測して、サイズを検討してみよう。

解像度の高さ

同じサイズでも、解像度が高いディスプレイの方が高画質で画面に情報が映し出される。具体的には、ノートPC用ディスプレイは主流の「フルハイビジョン(フルハイビジョン×1080)」であれば十分快適に作業ができる。会議室用ディスプレイは4K(3840×2160)が一般的であるが、フルハイビジョンでも特に問題はないだろう。

端子の種類・端子数

ディスプレイに搭載されている端子の種類と端子数もチェックしておこう。

特に複数人が利用する会議室用ディスプレイの場合、複数の機器を同時に接続するケースが考えられる。そのため、余裕を持った端子数を搭載したディスプレイがおすすめだ。

必要な機能の搭載有無

ノートPC用ディスプレイ、会議室用ディスプレイともに、求める機能が搭載されているかをチェックしよう。

ノートPC用ディスプレイの場合、例えば目の疲れを軽減するためのブルーライト対策や、画面上のちらつきを抑えるフリッカーフリーなどといった機能を重視する人もいるだろう。また高さ調整機能や画面を回転させるピボット機能の有無も注目ポイントだ。

Web会議を行う企業では、会議室用ディスプレイとしてオンライン対応のものを選ぶことが不可欠だ。また、会議室の状況に応じて壁掛けタイプなのか、移動に便利なキャスターが付いたスタンドタイプなのかも検討しよう。

ノートPC用おすすめディスプレイ

一般的な24インチ程度のサイズでおすすめなのが、マウスコンピューターの『ProLite XUB2492HSU-W5H』だ。同製品の特徴は見やすさと扱いやすさで、液晶ディスプレイのパネルにはIPS方式という目に優しい高画質な方式を採用している。さらにディスプレイの可動範囲が広いため、自身のベストポジションに合わせやすい。

マウスコンピューター『ProLite XUB2492HSU-W5H』の詳細はこちら!

やや大きめのサイズではEIZOの『FlexScan EV2740X』もおすすめしたい。4K対応のほか、USB Type-Cケーブル1本で接続することでPCへの給電も可能だ。またUSBハブも搭載しているため、マウスやキーボードなどの機器も接続して活用できる。

EIZO『FlexScan EV2740X』の詳細はこちら!

会議室用おすすめディスプレイ

会議室用ディスプレイでおすすめなのが、アイ・オー・データ機器の『らくらくボード』だ。電子黒板機能が内蔵されており、タッチペンや指を使って会議で出されたアイデアや意見をディスプレイに直接書き込めるため、まさに黒板感覚で利用できるディスプレイだ。なお、タッチパネルは20点マルチタッチに対応しており、複数人で同時に書き込むことも可能。情報を適宜書き込みながら議論を進めたい企業に最適な製品である。

アイ・オー・データ機器『らくらくボード』の詳細はこちら!

生産性向上や業務効率化のための取り組みは企業によってさまざまだが、ディスプレイ選びの観点からも企業に貢献できるように準備しておきたい。