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注目! 最新プリンターの選び方ガイド

掲載日:2024/07/16

注目! 最新プリンターの選び方ガイド

オフィスにある複合機の操作パネルには多くの機能が表示されているが、普段利用している機能はごく一部ではないだろうか。そして複合機には、利用されない機能も含んだコストが発生しているはずだ。それならばこの機会に、プリンターへの切り替えを検討してみてはいかがだろうか。

複合機を使い続けるべきか?

ペーパーレス化が浸透している昨今だが、いまだ複合機に導入されているプリンター機能で書類を印刷する企業も多いことだろう。

しかし、複合機は機能の多さゆえに導入コストが高く、中小企業にとっては負担になることも少なくない。また、サイズの大きさ故にオフィスのスペースを取ってしまう場合もあるだろう。そもそも複合機に搭載されている機能をほとんど利用しないのであれば、コワーキングスペースなどに設置された複合機などを一時的に代用する方がコストの面でメリットがあると考えられる。

印刷方式でプリンターを選ぶ

このように複合機ではなく、機能を絞ったプリンターを導入した方が、より大きなメリットが得られる場合がある。では、実際にプリンターを選ぶ際はどのようなポイントに注意すべきなのか。

プリンターを選ぶ際、最初に注目すべきは印刷方式である。レーザープリンターは印刷の速度や精度に優れており業務用途として最適だが、プリンター本体の値段が高価であるため、コストを第一に優先する場合は選びにくい。一方、家庭用として馴染みがあるインクジェットプリンターは、性能面でレーザープリンターに劣るものの圧倒的に価格が安いというメリットがある。必要以上に高精度かつ大量の印刷を求めない場合は、インクジェットプリンターで十分だろう。

その他の印刷方式としては、伝票などを複写する印刷に長けているドットインパクトプリンターや、印刷物の表面をこすってもにじみにくいジェルジェットプリンターなどが挙げられる。印刷方式の特長を踏まえると、導入すべきプリンターを選びやすくなる。

おすすめする以下製品の中から、ぜひ適切なものを探してほしい。

BP事業部おすすめプリンター

汎用性の高いプリンター

基本機能がそろっており、どんな業態でも使いやすいのがキヤノンの『GX6530』だ。この製品は高さが約25cmに収められているほか、給紙・排紙トレイが前面に配置されているため、棚の隙間のようなスペースに設置して使うことができる。

コンパクトな筐体であるにもかかわらず、特大サイズのインクタンクを採用したことで安価に大量の印刷ができる点もメリットだ。インク量を節約できるエコノミーモードを選択すれば、インクボトル各色1本でブラック約9,000枚、カラー約2万1,000枚のプリントが可能となる。

キヤノン『GX6530』の詳細はこちら!

さまざまな大きさ資料を印刷する際に便利なプリンター

コピー用紙以外の特殊な用紙への印刷が必要な場合は、キヤノンの『GX5530』をおすすめしたい。この製品は、宅配送付票や光沢ラベル、薬袋などのサイズや質が一般的ではない用紙に印刷する機能が備わっている。特にサイズの小さい用紙に印刷することが得意で、小売業などでよく利用されるB6Hサイズの印刷も可能である。一方で最長1,200mmもの長尺用紙にプリントすることもできるので、店頭に飾るポスターなどの掲示物を制作する際などに役立つだろう。

キヤノン『GX5530』の詳細はこちら!

印刷速度とコストの低さを両立できるプリンター

大量に、高速で印刷することが多ければ、エプソンの『PX-S887』がおすすめだ。この製品の特長は、ノズルの高密度化とヘッドの進化によって、カラー・モノクロともに毎分約25枚の印刷が可能な点にある。さらに普通紙の場合は総印刷枚数約30万ページという超高耐久性を備えているほか、最大約2,000枚の大量給紙が可能なため、とにかく大量に自動で印刷できる製品がほしいという企業におすすめしたい。

エプソン『PX-S887』の詳細はこちら!

モノクロ専用だがスピーディに印刷可能なレーザープリンター

会議で利用する資料や取引の際に必要な伝票などは、ほとんどの場合黒一色で印刷され、実際にビジネスで必要な印刷物はモノクロで事足りる場合が多い。そこでおすすめしたいのがリコーの『IP 6530』をはじめとしたモノクロレーザープリンターシリーズだ。このシリーズは、モノクロ限定であるが最速で毎分約45枚の印刷が可能で、速度の面で圧倒的な優位性を持っている。サイズも、機種によっては高さ約290mmに収められているため、モノクロ印刷専用機として他のプリンターと併用する使い方でも導入しやすい点がメリットだ。

リコー『IP 6530』の詳細はこちら!

企業でプリンター導入を検討する際、印刷物の発色や精密さに注目することが多いかもしれないが、実際の印刷業務に必要な時間や手間にも注目することで、プリンターの刷新を業務改善につなげたい。