業務改善

【人事部門編】業務効率化におすすめのSaaSツール紹介

掲載日:2025/10/28

【人事部門編】業務効率化におすすめのSaaSツール紹介

いまや人事部門でも活用が当たり前になってきた「SaaSツール」。人材採用や労務管理など、人事業務の効率化に特化したツールも多数リリースされている。本稿では人事部門の業務効率化に役立つSaaSツールを七つ紹介する。

データで人事業務をスマートにする「SmartHR」

人事部門におすすめのSaaSツールを七つ紹介する。まず一つ目はデータで人事業務をスマートにする『SmartHR』だ。データを一元管理しつつ、人事・労務を効率化できる労務管理クラウドである。

SmartHR労務管理を活用すれば、勤怠管理や年末調整など幅広い労務管理を大幅に効率化できる。ホームページによると、労務管理業務の合計工数を88%削減することが可能だという。

また、SmartHRタレントマネジメントでは、従業員サーベイや学習管理などをワンプラットフォームで対応できる。他にも、従業員ポータルや従業員データベースを使えるうえ、さらには120以上の外部サービスと連携できる点も魅力である。

導入事例の中には、SmartHRの導入で人事評価にかかる業務時間を年8,000時間も短縮できたケースもあった。

人事の頭脳として活用できるAI SaaSツール「HRBrain」

『HRBrain』は、累計導入社数が3,500社以上の人事管理プラットフォームである。タレントマネジメントや人事評価など、人事部門に関する幅広い業務をカバーできる。

会社の課題に応じて必要な商品だけを選べるうえ、他社サービスと連携することも可能である。運用代行や評価者育成研修などを活用すれば、より上手にシステムを使いこなせるであろう。

IPアドレス制限や外部流出対策などのセキュリティ対策も充実しており、プライバシーマークやISOも取得済みである。

4,000社超の利用実績を誇るマネジメントシステム「カオナビ」

『カオナビ』は、従業員の顔写真と人材情報を関連づけて、人材の見える化を実現するタレントマネジメントシステムである。

200種類以上のテンプレートで、簡単に自社従業員のスキルマップを作成できる。また、組織図シミュレーション機能では、ドラッグ&ドロップで直感的に人材配置を行うことも可能である。

これにより、各従業員の力を最大限発揮し、組織全体のパフォーマンスを向上させられる。無料デモ・トライアルを試せるうえに、既存の評価シートもそのままカオナビ上で使えるため、まずは手軽に始めてみてはいかがだろうか。

労務担当者300名の声から生まれた「ジョブカン労務HR」

『ジョブカン労務HR』は、全ての従業員情報を一元管理できるソリューションである。労務担当者300名の意見を反映しており、人事に必要な機能が充実している。

また、年末調整や入退社手続きなどあらゆる人事業務のペーパーレス化・自動化を実現することで、人事業務の効率化が可能である。80名以上の体制で行ってきたバックオフィス業務を、1.5名体制にまで縮小できた導入事例もあった。

初期費用無料で30日間の無料トライアルも使えるため、まずは気軽に導入を検討してみるのも良いだろう。

人事DXと科学的人事で攻めの人事を実現する「タレントパレット」

『タレントパレット』は、人材データで人事DXと科学的人事を実現する、オールインワンタレントマネジメントシステムである。

人事評価やヘルスケアなどの人事業務をDXで効率化でき、科学的人事では人材データにより人材配置や従業員育成などを最適化する。組織戦略や業務改善プロセスなどのコンサルティングサービスも提供しているため、必要であれば導入を検討されたい。

また、タレントパレットのユーザーコミュニティ・専任サポート・スタッフ派遣サービスでトラブルをいち早く解決できるうえに、タレントパレットの効果も最大化できる。

戦略人事を実現する「ヒトマワリ」

『ヒトマワリ』は、戦略人事で経営と組織を強くするために有用な人事管理SaaSシステムである。

導入サポートや初期費用は0円で、月額費用は税抜2万円から使えるため、資金繰りの厳しい中小企業でも導入しやすい。人材データベースや採用管理機能などで人事業務の現状を可視化し、BI機能で数値分析を実行できる。

また、組織シミュレーション機能もついているため、人員配置や組織体制の立案を行いたい場合も便利である。さらに、面談フロー管理や従業員アンケートも実施できるため、従業員のケアや離職防止を重視している会社にもおすすめできる。

姉妹ツールとの連携も可能な「マネーフォワード クラウド人事管理」

『マネーフォワード クラウド人事管理』は、入退社手続きや人事異動などの労務手続きをシームレスに実現できるSaaSツールである。

姉妹ツールの「マネーフォワードクラウド」と連携すれば、従業員情報や給与データなどをまとめて入力でき、人事と経理双方の負担を軽減できる。

マネーフォワードシリーズのツールで自社バックオフィス業務をまとめてカバーすることで、ガバナンスの強化につなげられたとの声も聞こえてくる。

また、メール・チャットによるサポートやサポートサイトも充実しているため、ITリテラシーに自信がない場合でも安心である。

複雑な人事業務もSaaSツールで効率化

SaaSツールは業務効率化に役立ち、人材育成や給与計算など多種多様な人事部門の業務に特化したツールも多数リリースされてきた。

SaaSツールを効果的に活用することで、人事部門において業務プロセスの自動化やデータ活用を実現し、結果的に業務効率化につながる。その一方で、自社にとって最適なツールを選ぶことに悩んでいるユーザーもいるだろう。

自社のクライアントには、人事部門の業務効率化に寄与するSaaSツールの候補として、まずは今回紹介した七つのツールを提案してみるのも良いだろう。