IoT・AI

問い合わせ対応業務の負担軽減に
AIチャットボットサービスを紹介

掲載日:2026/01/06

問い合わせ対応業務の負担軽減に AIチャットボットサービスを紹介

社内外からの問い合わせ業務を自動化・効率化する「AIチャットボット」。問い合わせ対応業務の負担軽減や迅速な対応がもたらす顧客満足度向上など、さまざまな導入メリットが期待できる。そこで本記事ではSPSが注目するAIチャットボットサービスを紹介する。

拡大が予想されるAIチャットボット市場

AIチャットボット市場は引き続き高い成長が見込まれている。例えば、Fortune Business Insightsによると「世界の生成AIチャットボット市場規模は2025年の99億米ドル(約1.5兆円※)から2032年には659億4,000万米ドル(約10兆円※)へ成長すると予測されており、同期間中のCAGR(年平均成長率)は31.1%を示す」とのこと。

またAIチャットボットは民間企業だけなく、福岡県や渋谷区などの自治体でも導入が進んでいる。引き続き、官民問わずAIチャットボットを導入する組織は増えていくだろう。

※1米ドル=155円で算出

AIチャットボットサービス選びのポイント

AIチャットボットサービスに限った話ではないが、サービス選定時に肝となるのが「導入目的を明確に定めること」である。導入目的が定まれば、自社に必要な機能も自ずと明確になるためだ。

AIチャットボットサービスの導入目的としては、「電話対応時間を○○%削減する」「問い合わせ対応を高いレベルで均一化する」などが挙げられる。こうした目的さえ定義できれば「多くのユーザーに使用してもらうためには直感的で使いやすいユーザーインターフェースが必須」「解決しきれない問い合わせに対しては有人チャット機能で対応」というように、自ずと要件が定まってくるだろう。

注目のAIチャットボットサービス

では、具体的にどのようなAIチャットボットサービスがあるのだろうか。ここでは五つのサービスに絞って紹介する。

自社に最適なAI・FAQエンジンを自由に選べる『MOBI BOT(モビボット)』

モビルス株式会社の『MOBI BOT(モビボット)』は、カスタマーサポートの効率化やCX(顧客体験)向上に寄与するAIチャットボットだ。特長の一つが、国内外の最先端AIやFAQエンジンを自由に選択できること。「IBM Watson」や「QuickQA」、「PKSHA FAQ」など、複数のサービスの中から自社に最適なAI・FAQエンジンを選定できる。

そのほかチャットボットの作成やデータチューニングに欠かせないさまざまな特長を持つ同サービスは、AI専門家に頼らずに「教師データ作成」や「回答精度の向上」を実行できるAI学習支援機能「MOBI BOT CONSOLE」がオプション機能として提供されていることもポイントだ。

AIチャットボット初導入の企業に最適『たよれーる AIチャットボットサービス』

『たよれーる AIチャットボットサービス』は、大塚商会が提供しているAIチャットボット。実際に社内でAIチャットボットを導入している大塚商会が、自社で培ってきたチャットボットの仕組みや構築するためのノウハウを「導入支援サービス」として提供している点が特長だ。

稼働するまで経験豊富なエンジニアによるサポートを受けられるため、特に初めてAIチャットボットを導入する事業者にはぜひ提案したい。なお、同サービスを導入した組織の中には、メールによる問い合わせ対応作業が「1日1~2時間→ほぼゼロ」になった事例もある。

カスタマイズ可能なキャラクターが設定できる『AIチャットボットさくらさん』

株式会社ティファナ・ドットコムが提供する『AIチャットボットさくらさん』は、民間企業だけでなく富山県や福島市など自治体でも導入されているAIチャットボットだ。カスタマイズ可能なキャラクターが用いられており、ユーザーに親近感や愛着を持ってもらえる点が特長だ。AIチャットボットにキャラクターを導入したい企業におすすめのサービスと言える。

職員の業務時間確保を目的として同サービスを導入しているある自治体では「住民の方がチャットボットで簡単に困り事を相談できるようになったことで、電話での問い合わせが確実に減ってきている」と感じているとのこと。

シリーズ累計導入社数3,500社以上『HRBrain AIチャットボット』

株式会社HRBrainの『HRBrain AIチャットボット』は、社内問い合わせ対応の自動化・効率化を実現するAIチャットボットだ。HRBrainシリーズ累計導入社数3,500社以上の実績を持つ。約500件にのぼる一般的な質問と回答のテンプレートが用意されているほか、問い合わせデータを蓄積・分析して回答内容のブラッシュアップが可能なため、導入後および運用時に発生する問い合わせ対応の工数削減が期待できる。

セールス特化型AI×有人ハイブリッドサービス『WhatYa(ワチャ)』

エレクス株式会社の『WhatYa(ワチャ)』は、シナリオベースのAIチャットボットと有人オペレーター、両方の対応が可能なハイブリッドサービスだ。特長はセールス特化型サービスであること。チャットに届く声の中から売り上げにつながりそうな声を見極め、AIチャットと有人チャットに効果的に振り分けてくれる。この機能により、購買機会の創出が期待できる。カスタマー対応を強化したい事業者にぜひ提案したいサービスだ。

AIチャットボットの提案は「三方よし」のサービスを

AIチャットボットの導入は問い合わせを行う側の満足度向上だけでなく、問い合わせ対応担当者の負担軽減効果も期待できる。ひいては導入企業全体の生産性向上にもつながることだろう。ベンダーは提案時には「問い合わせる者よし・対応する者よし・企業よし」の「三方よし」のサービスとしてその魅力を伝えたい。