2021年03月04日公開

オートデスクのシングルユーザー サブスクリプション
仮想環境で使用できるのはご存知ですか?

オードデスク社の一般使用規約では、シングルユーザーは1ライセンスにつき、最大で3台の電子デバイスにソフトウェアをインストールすることが許可されていますが、これは仮想化環境でも適用されるのでしょうか?
答えは、「YES」です。
以下は、仮想サーバー上に、3台の仮想デスクトップを構築した場合の、基本的な考え方です。

仮想サーバーにある仮想デスクトップは、アクセスの度にランダムな仮想デスクトップにアクセスします。どの仮想デスクトップにどのユーザーがアクセスするかは、決まっていません。そうなると、ある疑問が生じます。

例えば、1ライセンスで最大3台の仮想デスクトップにインストールする場合で、合計4ライセンスを所有していた場合、仮想サーバーには最大で 12 台の仮想デスクトップが構築できます。しかし、それぞれの仮想デスクトップはランダムにアクセスされるため、ユーザ一1人に対して、12 台の仮想デスクトップ全てにアクセスする状態が生じてしまいます。

そうなると、お客様は、「1ライセンスにつき、3台まで」という条件に反して、コンプライアンスに触れてしまうのではないかという不安に悩まされます。

仮想環境では、物理デバイスと異なり、ユーザーがデスクトップを選択することができません。
そのため、上記のように一人のユーザーに対して、仮想サーバー上にある仮想デスクトップ全てにアクセスできる「状態」を生んでしまいますが、使用規約にあるように1ライセンスにつき、「一度に使用できるのは 1 台の電子デバイス上」であり、「承認ユーザーが各提供物のインストールやアクセスを行うときは自身の Autodesk ID を使用してログインする」となっているため、これを遵守する限りコンプライアンスに触れることはありません。

つまり、ユーザーBは、ユーザーBの使用する「物理的な電子デバイス1台」を使って、仮想サーバーじょうにある、仮想デスクトップにアクセスし、ご自身のAutodesk IDを使って製品を使用することで、規約に準じた使用方法となります。

参考資料:

オートデスク社のシングルユーザー使用規約