2011年9月28日発行

大判プリンタの市場シェアNo.1『imagePROGRAF』シリーズ
CAD用途に最適化された大判プリンタを選ぶ!

キヤノンの大判プリンタ『imagePROGRAF』シリーズは、業界最速のプリント速度を誇りながら、美しさを損なわない高精細出力を両立させている。同時にCAD用途に最適化された性能を提供し、無駄な印刷コストを削減しながら生産性を高めるための数々のアイデアを具現化。CAD図面のみならず、提案書や3Dパースなども出力できるため汎用性にも優れている。業界を牽引する最新の大判プリンタの魅力を探る。

※矢野経済研究所 2010年1月~12月 国内大判プリンター市場 販売台数において

大判プリンタ市場販売台数No.1。CAD市場向け製品の地位を確立

キヤノンマーケティングジャパン株式会社
BSマーケティング統括本部
LFP企画部LFP企画課
主任 北岡 宏之氏

キヤノンの大判プリンタは、ここ4、5年で急速に市場に浸透し、2010年には大判プリンタの販売台数でシェアNo.1を獲得した。その勢いは衰えを知らず、2011年も順調に売上を伸ばしている。中でも『5Color sモデル』は、CADやGIS(地理情報システム)、ポスターに特化した大判プリンタとして好評だ。当然のことながら、エンドユーザ様に選ばれるには理由がある。

「CADに携わるエンドユーザ様は、図面が正確に出力されることを重視しています。例えば、線の太さが1センチで描かれたものは、必ず1センチで印刷できるように、CAD市場向けの製品として改良を重ねてきました」とキヤノンマーケティングジャパン株式会社の北岡宏之氏は話す。

キヤノンの大判プリンタは、業界最速のプリント速度を実現しながらも、にじみの少ないハッキリとした黒の線画や文字を再現し、鮮明で美しいカラー印刷を両立させている。プリンタとしての基本性能の高さがCAD市場で受け入れられているのだ。

『5Colorsモデル』がCAD市場向けの製品であることは、CADソフトの定番ともいえる『AutoCAD』との親和性が非常に高いことからもわかる。

オートデスクとのコラボレーションにより、キヤノンが開発した、ドライバとともに組み込まれるユーティリティソフト『AutoCAD用最適化キット』は、『AutoCAD』からの印刷を優先的に制御してくれる。さらに『AutoCAD』専用のHDIドライバーを開発し、キヤノンの『5Color sモデル』全製品に同梱する。

「一度に大量の図面を出力しようとすると、PCに負荷がかかり過ぎてスムーズに処理できないケースがあります。これまではハンドチューンで最適化していましたが、『AutoCAD用最適化キット』により、自動的に設定環境を調整し、常に最適な状態で出力できます。『AutoCAD』をご使用のエンドユーザ様には、最初におすすめしたい製品です」とキヤノン株式会社の赤土行信氏は話す。

エンドユーザ様やパートナー様に手間を取らせることなく、快適な印刷環境を提供できる技術力。この安心感により、キヤノン製品が選ばれていることは間違いない。

繁忙期にエンドユーザ様がプリンタを止めない工夫満載

キヤノン株式会社
Lプリンタ事業本部
Lプリンタ商品企画第一課
赤土 行信氏

印刷中にインク切れや用紙切れなどでプリンタが途中で止まってしまうと、インクや用紙が無駄になり、時間のロスも避けられない。「納期が迫る繁忙期に印刷を止めたくないですが、消耗品には必ず交換のタイミングがきます。特にCAD出力の場合、印刷のやり直しは時間とコストのダメージが大きいので、印刷を途中で止めない機能を求められています」と北岡氏は話す。

キヤノンの大判プリンタは、日本のメーカーならではのきめ細かな機能が実装され、印刷業務を途中で止めない工夫が随所に盛り込まれている。特に「ストップレスインクタンク交換機能」は、インクが切れてもサブタンクにより印刷を継続でき、印刷中でもインクタンクを交換できる優れた機能だ。また、「ロール紙残量管理機能」は、ロール紙を交換する際に、紙質や残量の情報をバーコードで印刷し管理する機能。的確な残量管理により、印刷前に用紙切れの注意を促してくれるので紙の無駄が出ない。さらに、「ロール紙プレビュー機能」では、ロール紙に印刷するイメージを画面上で確認できるため、印刷ミスを防ぎ、効率よく印刷できる。

他にもコストを抑制しながら生産効率をアップするための工夫が施されている。例えば、インクや用紙の使用量から1回の印刷コスト・月額の印刷コストを算出する「アカウンティング機能」は、コスト削減を推進する経営者や管理者の評価が高く、日本だけでなく欧米のエンドユーザ様からも注目されている。新しくなった「普通紙積載バスケット」は、出力した図面が丸まらずに印刷順にきれいに積載されるので、複数で連続出力する場合に生産性が向上する。

提案書や3Dパースの出力にも対応。あらゆるニーズにマッチした商品

「過去の大判プリンタには、CAD用途としてドライバ出力など固有のルールがあったため、操作が難しいという印象があるようです。現在では汎用性が高まり、“大きな家庭用プリンタ”と思えるほど操作は簡単です。価格もかなり求めやすくなっていますので、価格性能比は非常に高いと思います」と赤土氏。これまでの線画だけを出力する専用プロッタと呼ばれた製品は、固有のソフトにしか対応していないなど制約が大きかった。しかし、汎用性の高い『5Colorsモデル』ならCAD用途はもちろん、さまざまな用途に対応できる。例えば、提案力が重視されるプロポーザル案件では、CAD図面だけでなく、色鮮やかな提案書やポスター、3Dパースによる完成イメージなどをすべて『5Colorsモデル』で出力できるのだ。

提今が大判プリンタ拡販の好機。CAD用途なら『5Colorsモデル』

最新の大判プリンタは、4、5年前に比べて消費電力が大幅に軽減され、家庭用のインクジェットプリンタ並みの低消費電力を実現している。さらに大判プリンタの製品サイクルが5、6年ということもあり、今が製品リプレースのタイミングでもある。節電対策をきっかけとし、既存の出力機器のリプレース提案をパートナー様が行う好機といえる。

キヤノンは、大判業務用プリンタのグローバル企業のオセ社を買収したことで、大判プリンタの品揃えも拡充している。そのため、企業規模を問わず、あらゆるニーズに応えられるのだ。また、キヤノンは全国にサポート拠点があるので、パートナー様は安心して販売活動に専念できる利点もある。

北岡氏は「製品力には自信があります。用途が広がったことで、大判プリンタ市場は今後ますます伸びると予想しています。今後はパートナー様への情報発信やきめ細かなサポートを提供していきます」と今後の抱負を話してくれた。

速くてキレイという基本機能に加え、無駄なコストを抑制しながら生産効率をアップするキヤノンの大判プリンタ『5Colorsモデル』。パートナー様には、積極的な提案でビジネス領域を拡大していただきたい。