今月の顔〜December〜

ー CADビジネスに携わられているご経歴とオートデスク製品の販売状況について、お教えいただけないでしょうか。

今里係長(以下、今里): CAD製品に携わるようになって15年になります。製造業のお客様を担当していた期間が長いので、InventorやProduct Design Suiteなど、製造系ソリューションの馴染みが深いです。15年前と比較すると、CAD製品が汎用的なソフトウェアとしての売り方を始めるようになって、ずいぶん敷居が下がったように感じています。しかしながら簡単になったとはいえ、CAD製品はサポートなしでは運用の難しい製品です。パートナー様には、このサポートが重要であることをご理解いただくとともに、できるだけ手間をかけない運用ができるような提案内容を目指しています。

堤 主任(以下、堤): CAD製品の担当は3年ほどですが、その前から関西パートナー1課でソフトやハードの提案を行っていました。オートデスク製品の取り扱いでは、数量、金額ともにAutoCAD LTが大きいですね。エンドユーザ様からの指名も多いですが、パートナー様が漠然とした依頼を受けた場合は、販売実績の多い製品を“売りやすい”という事情もあるようです。CAD製品の販売で感じるのは、需要のあるところにパートナー様が集中することです。社内競合もありますが、他のディストリビュータとの競合になりやすい分野だと思います。だからこそ、BP事業部としては、競合しても勝てるような日頃からの情報提供やサポートといったコミュニケーションを重視しています。

ー 今後のCADビジネスとオートデスク製品の販売についての抱負をお願いします。

今里: 最近は、3Dプリンタの注目度が高く、お問い合わせの件数が増えています。もちろん3Dプリンタには、ランクがあり、商用として利用するのであれば、500万から1,000万円の製品が望ましいと説明を行ったうえで、大塚商会で取り扱いのある製品を紹介しています。エンドユーザ様の中には、とりあえず試したいということで、Inventor LTとの組み合わせで導入を決めていただけるケースが増えてきました。今後は、3Dプリンタに限らず、エンドユーザ様の課題を解決するソリューションをパートナー様とともにご提案していきたいですね。

: 個人的な感想ですが、大阪は新しい製品やサービスに対する目はかなり厳しいという印象があります。その一方で、普及が進みはじめると一気に導入が進みます。この導入のタイミングを逃さないような提案を行えるように準備をしています。また、AutoCAD LTを導入されたエンドユーザ様に対しては、各業界や業種に向けたLT製品はもちろん、AutoCADへのアップグレード、そして、サブスクリプションの活用をパートナー様と一緒にご提案したいと思っています。

ー 販社様にお伝えしたいメッセージをお願いいたします。

今里: オートデスク製品は、年を追うごとにプロダクトが増えています。各業種・業態に特化した製品まで入れると、すべてを詳細に把握するのは非常に難しいと思います。そのため、BP事業部では、パートナー様に必要な情報をご提供するのはもちろん、パートナー様がエンドユーザ様にある程度のご説明ができるよう「オートデスク総合カタログ」などの販促ツールをご用意しています。ぜひ、これらのツールを積極的にご活用いただき、案件の獲得につなげていただきたいと思います。もちろんBP事業部もできる限り、サポートさせていただきますので、気軽にお声がけください。

: 製品情報はもちろんですが、キャンペーンやセミナー情報などもできるだけ早くお伝えしながら、パートナー様の案件獲得に貢献したいと思っています。2014年の4月には、Windows XPのサポートが切れるのとほぼ同タイミングで、消費税がアップいたします。その時期になって慌てないためにも、早めのご相談をお願いしたいですね。大塚商会では、オートデスク製品の販売はもちろんですが、PCやワークステーションといった本体から出力機器まで、メーカーを問わずにご用意することができます。パートナー様が何かご相談を受けられましたら、まずは、大塚商会にご相談をいただき、問題を解決いたしましょう。

CAD製品の販売は12年の経験ですが、前職ではプロッタの販売を手がけていたこともあり、CADビジネスに長く携わっています。大学を中心とした教育機関に強い販売力をもつパートナー様とのお付き合いが長いので、オートデスク製品では、「Autodesk Education Master Suite」を取り扱う機会が多いですね。この教育機関に向けた製品は、建築、土木/GIS、機械の分野でご利用いただけるソフトがオールインとなった製品で、単品製品を複数利用するより、管理工数を大幅に低減できるメリットがあります。また、教育機関向けの製品は、学生の皆様に使っていただくことで、社会人となったときに選んでもらえるといった将来への投資ともいえます。この教育機関向けの新しい製品は、覚えることは多いですが、大塚商会がバックアップしますのでご安心ください。BP事業部では「オートデスク専用カタログ」や情報誌「BPNavigator」、そして「BP PLATINUM 〜CAD information〜」を通じて、常に最新情報を提供しています。今後もパートナー様の案件獲得につながる有益な情報を提供いたしますので、CADに関するお困りごとや課題は、ぜひBP事業部にご相談ください。