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2016上半期 メーカーイチオシプリンター特集

2016年上半期の各メーカーおすすめプリンター
特長&訴求ポイントを一挙紹介!

 今も昔もオフィスの中核として存在感を放つプリンターは、現在もその進化の歩みを止めてはいない。印刷画質、印刷速度の向上に始まり、耐久性、操作性、ランニングコストの低減、さらには運用時の保守性、メンテナンス性に至るまで、日々プリンターメーカーが高機能化に向けてしのぎを削っている。最近ではクラウドサービスやモバイルデバイスとの連携機能も強化され、より柔軟にプリントできる環境が完全に整いつつある。このような状況で、数多くあるプリンターからどの製品をおすすめすればいいのか悩まれるパートナー様も多いのではないだろうか。

 今回、BP事業部の各メーカー担当者に、2016年上半期にぜひおすすめしたいプリンター製品を伺った。メーカーそれぞれの特長が色濃く反映された選定となっているので、業種や条件によっていずれかの製品がマッチするだろう。担当者おすすめのポイントもあわせてご紹介しているので、お客様へのご提案の際には参考にしていただきたい。

2年間インク交換不要で手間とコストを大幅に低減
エプソン EW-M660FT

写真は『EW-M660FT』。大容量インクタンクを搭載し、インク交換の手間を軽減する。
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 エプソンのおすすめの一台は、A4カラーインクジェット複合機『EW-M660FT』だ。特長的なのが、海外ですでに実績のある「エコタンク」搭載モデルを、国内で新たに投入した点。2年間分にあたる約11,300ページ相当のカラー印刷用インクが同梱されているので、本体を購入すれば2年後まで追加費用をかけずに使用可能だ。インク交換のわずらわしさから解放され、ストレスなく使い続けることができる。また、同梱インクを使い切った後の印刷コストにも配慮されており、追加インクボトルはカラーで約0.8円、モノクロで約0.4円の低ランニングコストを実現。本体の耐久性も5万ページと優秀で、長期間の安定した運用が可能だ。

 同社の独自技術を採用したPrecisionCore(プレシジョンコア)プリントヘッドや、カラー染料インク、ブラック顔料インクによって、普通紙でも高精細で発色のよい印刷が可能なので、ビジネス文書から簡易チラシまで幅広く活用できる。30枚まで挿入できるADFの搭載や、自動両面印刷にも対応しており、まさにオールインワンと呼ぶにふさわしいプリンターといえる。

手厚い保証とサービスのもとに安心して使えるカラーページプリンター
カシオ計算機 GE5000-Z

「おまかせメンテナンスモデル」としてプリンタ本体に「5年間無償保証」をプラス、快適なプリンティング環境を長期間提供
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 「おまかせメンテナンスモデル」と銘打たれたカシオ計算機イチオシの『GE5000-Z』は、本体に5年間無償保証をプラスしたA3カラーページプリンターだ。購入後のユーザー登録を経て、5年間もしくは耐久枚数到達の早い期間までにおきた故障と定期交換部品(定着ユニット、転写ベルトユニットその他定期交換部品)の寿命に対応し、修理・部品交換の保守サービスを受けることができる。同社指定の消耗品(末尾に-Zのつく、トナーセット・ドラムセット/廃トナーボックス)を、ご購入日から起算して5年間継続して使用すれば提供されるので、長く安定した稼働が実現可能だ。保守サービスは月曜日から土曜日まで対応する万全の体制で、定期交換部品も保守要員が訪問して交換してくれるなど、手厚いサポートを受けることができる。

 肝心の印刷機能も充実しており、コスト削減に効果的な「簡単エコ印刷ナビ」や、トナーセーブモードによるさらなるコスト軽減が可能と、効率よい印刷作業を助けてくれる。また、本体には分かりやすいオペレーションパネルとお助けボタンを搭載。消耗品残量を確認したり、割込印刷をワンボタンで実行するなど、視認性・操作性も高い。

ソリューションとして提案できるA1ノビ対応プリンター
キヤノン iPF670 MFP

コンパクトサイズなので限られたスペースでも配置が可能。サブインクタンク搭載で、印刷中でもインク交換できる。
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 キヤノンの提案は、A1ノビ対応・大判インクジェット複合機『iPF670 MFP』導入による、ポスター・チラシなどの内製化の推進だ。PCを使わずに大判カラーコピー・スキャン・プリントが一台で可能、搭載パネルからコピーモード設定や画質補正も行える。スキャナーが小型軽量となったため、移動性も高く、インク交換などのすべての操作が本体前面で行えるフロントオペレーション機構により、省スペース化も実現。建設・土木・設計の現場で多用するCAD図面や地図のコピー、手書きした図面のスキャンによるデジタル化、教育現場や一般のオフィスでのA4資料から大判ポスターの制作まで、幅広い分野・業務で活用することができる。

 内製化をサポートする機能として、ポスター作成ソフト「PosterArtist Lite」やファイル出力・共有のためのソフト「imagePROGRAF Direct Print & Share 2.0」が同梱されている。クラウドサービスとの連携や、iPadから大判出力できる無料アプリも用意され、あらゆる環境から内製化を進める手助けをしてくれる。

無線LAN対応のA4サイズのモバイルプリンター
ブラザー PJ-673

本体質量はわずか約480g。A4判が印刷できるモバイルプリンターとしては驚異の小型化を実現。
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 「どこにいてもプリントできる」を実現したA4感熱モバイルプリンター『PJ-673SP』(by KuO ライセンス付)が、ブラザー販売イチオシの製品だ。本体質量480gと超小型・軽量を実現しながら、使用頻度の高いA4判に対応。営業先で出力できると嬉しい見積もりや契約書、受領書、保険の支払いシミュレーションなどがその場で印刷できる。PCでのUSB接続による印刷のほか、無線LANも搭載され、iPhoneやiPadとも接続が可能に。同梱のライセンスカードを使用すれば、各種クラウドサービスや、お客様独自の開発アプリとも連携できるアプリケーション「PJ-673プリント」から、そのままデータを印刷することができる。

 モバイルプリンターにとって重要な電源については同梱のACアダプターに加え、ニッケル水素充電池、リチウムイオン充電池、カーバッテリーなど多様な給電方式に対応。状況に応じて最適な電源確保が可能だ。また、従来機に比べて2倍の印刷速度を実現しており、毎分6ページの高速印刷が可能なので、複数枚の印刷もストレスを感じることなく行うことができる。

コンパクトで設置しやすいA3カラープリンター
リコー SP C740

コンパクトボディでどんなオフィスにもフィットするカラーレーザープリンター。フロントオペレーションで使い勝手にも配慮されている。
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 リコーのイチオシプリンターは、コンパクトボディでオフィスにフィットするA3カラーレーザープリンター『SP C740』だ。スリムな筐体に加えて設置面積も小さく、凹凸のないフラットな背面設計により、使いたい場所にあわせて気軽に設置することができる。基本性能も高く、連続出力速度はカラー・モノクロともに毎分35枚、両面印刷時も毎分27枚と高速。解像度は600×1,200dpiの高解像度を実現し、印刷データの文字と画像を判別して画像部分を鮮明に表現するフォトモードも搭載され、高画質印刷へのこだわりが感じられる。

 高い操作性やメンテナンス性も特長のひとつで、5行LCDパネルとハードテンキーボタンを配置した操作パネルを搭載し、普段の業務はもちろん紙詰まりのトラブルの際も対処法が分かりやすく表示される。さらに、使いやすいフロントオペレーションが採用され、トナー交換や用紙補給もすべて前面から対応可能。手差しトレイからは幅64mmから長さ1,320mmの長尺用紙まで、給紙トレイからは最大256g/m2の厚さまで印刷できるなど、幅広い用紙対応力を備えている。

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