高精度な出力が可能な光造形方式の3Dプリンター
XYZプリンティング ノーベル 1.0

モックアップの作成や簡易な製品の製造といった用途に、徐々に普及してきた3Dプリンター。熱融解積層方式の製品も多いが、光造形方式ならば、より精密な出力が可能となる。XYZプリンティングの『ノーベル 1.0』は、その光造形方式を採用した3Dプリンター。解像度は幅・奥行き0.3mm、高さ0.025mmと、高精細な出力が可能で、お客様のものづくりを強力に支援してくれる。

光造形方式の3Dプリンターを低コストで実現
解像度は幅・奥行き0.3mm、高さ0.025mmと、出力する樹脂の太さに物理的限界のある熱融解積層方式ではなしえない、精密な造形を実現。
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安価な3Dプリンターに広く用いられている熱融解積層方式は、樹脂を高温で溶かして積層させることで、立体形状を作成するというもの。低コストで利用できる反面、強度や気密性が必要なものや、精度が低く複雑な形状のものは作れないといったデメリットがある。一方、光造形方式は、紫外線レーザーを液体樹脂に照射して、硬化させる方式。ランニングコストが高い反面、複雑な形状にも対応し、その精度にも優れるといった特長がある。

光造形方式の3Dプリンターを低コストで実現したのが、『ノーベル 1.0』だ。レーザーを液体レジンへ照射し、硬化した層を引き上げることを繰り返し、積層することで物体を造形する。解像度は幅・奥行き0.3mm、高さ0.025mmと、出力する樹脂の太さに物理的限界のある熱融解積層方式ではなしえない、精密な造形を実現。さらに既存の光造形3Dプリンターより大きい128×128×200mmの造形出力も可能だ。

紫外線被害を防ぐ、安全設計を採用

光造形方式には紫外線レーザーを用いるため、安全性も見逃せない。『ノーベル 1.0』では、UV保護のための特殊なフルカバーによる安全設計を採用しており、レーザーによる健康被害を防ぐよう配慮がなされている。紫外線を考慮した特別な空間を用意する必要がないため、ビジネス用途はもちろん、SOHOからホームユースまで導入可能だ。対応するファイル形式はstlとXYZ形式。OSはWindows 7以降と、Mac OS X 10.8以降に対応。PCレスでの使用も可能で、ファイルを保存したUSBメモリーを本体に接続することで、直接出力することが可能となっている。

精密な3D出力を安価に実現できる『ノーベル 1.0』を、ぜひおすすめいただきたい。

主な仕様
製品名 ノーベル 1.0
対応OS PC:Windows 7以上
Mac:Mac OS X 10.8(Mountain Lion)以上
印刷技術 SL立体光造形技術 (Stereolithography; SL)
最大印刷範囲(W×D×H) 128x128x200mm
出力ピッチ 0.025mm (25 Microns)
0.05mm (50 Microns)
0.1mm(100 Microns)
X/Y軸分解能 0.3mm(300ミクロン)
パネルサイズ 2.6” FSTN LCM
コネクター USB 2.0 (ホスト、デバイス)
樹脂材質 光硬化性樹脂
製品本体サイズ(WxDxH) 280x345x590mm
製品重量 9.6kg(レジン500gを含む)

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