オフィスでもマルチディスプレイは珍しい光景ではなくなりつつある。特に画面の小さなノートPCをメインに使用している場合、業務の効率化に有効なことはよく知られている。また、応接室や会議室に大型ディスプレイが設置されていることは少なくないが、プレゼンテーションなどで十分に活用されているだろうか。商談の際にせっかくある大画面を使わないのはもったいない。これらのシーンでの活用を提案していただきたいのが、j5 create(ジェイファイブ・クリエイト)のディスプレイアダプターだ。

j5 createの『JUA315』と『JUA355』はUSBポートとVGA端子、またはHDMI端子を接続するマルチディスプレイアダプターだ。『JUA315』はUSB3.0とVGA、『JUA355』はUSB3.0とHDMIをそれぞれ接続する。両製品とも最大解像度は2,048×1,152(QWXGA)で、そのほかにも1,920×1,200(WUXGA)、1,920×1,080(フルHD)などに対応している。
本体サイズは共通で、幅23.4mm、奥行き14.45mm、高さ67.72mmとスリムな形状だ。カバンやPCケースに常備してもじゃまにならないだろう。本体質量も約35gと軽量なので、持ち運びの負担も少ない。本製品を持ち歩き、オフィスや自宅などの複数の場所でマルチディスプレイでノートPCを使用したいユーザーには、コンパクトで軽量な本体は嬉しい点だろう。
同製品には4つの表示モードが用意されているので、オフィスでの業務やプレゼンテーションなど、用途に応じた使い分けが可能だ。
「拡張表示モード」は複数のディスプレイを1つの画面として利用できる機能。オフィスでの業務の効率化に効果的だ。複数のディスプレイでメインディスプレイを切り替える「プライマリーモード」も業務の効率化を加速できる機能といえる。また、「ミラーモード」は複数のディスプレイに同じ画面を表示させるモードで、プレゼンテーションなどで利用したいモードだ。Mac OSであれば、ホストモニターを含め最大で2台、Windowsであれば4台まで接続可能なので、印象に残るプレゼンテーションができるだろう。
さらに、Windows PCであれば画面の回転表示に対応した「ローテーションモード」を使用することも可能だ。縦型ディスプレイにも表示できるので、デジタルサイネージなど、ユニークな使い方を提案していただきたい。
製品名 | JUA315(USB 3.0 VGAディスプレイアダプター) JUA355(USB 3.0 HDMI ディスプレイアダプター) |
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必須環境 | Microsoft Windows 8.1、8 、7、XP (32 ビットまたは 64 ビット) Mac OS X 10.6 / 10.7 / 10.8 / 10.9 / 10.10 に対応 USB ポート使用可能 (USB 3.0 を推奨) |
ホスト インターフェイス | USB 3.0 コネクター (A タイプ) |
最大解像度 | 2,048×1,152 |
消費電力 | 500mA以下 |
電源 | バスパワー |
筐体材質 | アルミ |
本体寸法(W×D×H) | 23.4×14.45×67.72mm ケーブル長:129.5 mm |
重量 | JUA315:約34g JUA355:約33.5g |