ビデオテープの映像資産をデジタルに変換・保存
アイ・オー・データ機器 GV-USB2/A

カセットテープやフロッピーディスクなど、技術の進歩とともに使われることがなくなっていくのは、メディアの宿命ともいえるだろう。ビデオテープも同様だ。新たに記録する場合は新しい機材やメディアを使用できるが、問題はすでに記録されているデータの再生だ。現状のビデオデッキなどは故障しても修理が難しくなってきている。また、ビデオテープそのものも劣化していく。残しておきたい映像は早めに対策する必要がある。

ビデオテープをデジタル化して保存。用途に合わせた画質を選択できる
デジタル化した動画データを、YouTubeやFacebookにアップロードすることもできるので、簡単に遠方との動画共有も可能。
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アイ・オー・データ機器の『GV-USB2/A』は、ビデオテープをデジタル化してAndroid端末に保存できるビデオキャプチャーだ。使い方はいたって簡単で、専用アプリ「アナレコ」をAndroid端末にインストールし、再生装置とAndroid端末を同製品で接続するだけだ。後は、録画されている映像を再生すれば、デジタル化されて、Android端末に映像がダビングされる。ダビングされたデータはSDカードなどへ移動できるので、Android端末の容量を気にする必要はない。

「アナレコ」には、デジタル化に便利な機能がいくつも搭載されている。変換したデータの管理に便利な「ライブラリ」機能や、あらかじめ設定した時間でダビングを終了できる「自動停止タイマー」など、効率的にデジタル化を進めることができる。また、解像度は720×480(4Mbps)の高画質、360×240(2Mbps)の標準画質、360×240(1Mbps)の低画質を選択することができるので、保存メディアの容量を効率的に使用できる。

PCレスでデジタル化でき、同梱アプリで編集も可能

『GV-USB2/A』は、ビデオデッキやデジタルビデオカメラとAndroid端末を直接接続するので、デジタル化の際にPCや液晶モニターなどが不要であるのは嬉しい点だ。紙資料のデジタル化でも同様だが、準備に手間がかかるとデジタル化はなかなか進捗しないのが実情だ。ビデオデッキなどを移動する必要が無いので、空き時間をうまく活用して映像資産をデジタル化することができる。また、CyberLinkの「PowerDirector ビデオ編集」(バンドル版)が同梱されているので、映像の編集やエフェクトの追加も可能だ。

運動会などの過去のイベントの記録映像、クラブ活動や試合の映像、セミナーや授業のようすなど、記録として残しておくべき映像資産はビジネス分野、文教分野を問わず、少なくないはずだ。アーカイブ化までを視野に入れた提案をしていただきたい。

主な仕様
型番 GV-USB2/A
対応機種 Android OSを搭載したスマートフォン・タブレット端末※1
及び、USB2.0ポートを搭載するDOS/Vマシン
動作環境(Windows PC) [CPU]
Intel Pentium 4 2.2GHz以上
AMD Athlon XP 3400+以上

[メモリー]
512MB以上(推奨 2GB以上)

[ハードディスク]
「PowerDirector12 for I-O DATA」インストール時:5GB以上の空き容量

[グラフィックアクセラレーター]
1,024×768ドット以上、24ビットフルカラー以上で、DirectX 9.0c以上に対応した機種
対応OS(日本語版のみ)※1,2,3 Windows 10/Windows 8.1/Windows 8/Windows 7
ビデオ入力端子 入力映像方式:NTSC(カラー)
コンポジットビデオ入力:RCAピン×1
Sビデオ入力:ミニDIN 4ピン×1
オーディオ入力端子 外部ライン入力:RCAピン(L/R)×各1
インターフェイス USB2.0
電源 DC5V(USBポートより供給)
消費電流(最大) 150mA
外形寸法 約18.2×57.4×13.0mm(ケーブル部除く)
ケーブル長:パソコン接続側 約50cm、ビデオ入力側 約15cm
保証期間 1年保証

※1 対応機種については、メーカーサイトをご覧ください。
※2 ソフトウェアダウンロードには、別途インターネット接続環境が必要です
※3 Android OSを搭載したスマートフォン・タブレット端末の対応OSについては、メーカーサイトをご覧ください。

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