ハウジング不要で水深10mでの水中撮影が可能
リコーイメージング WG-M1

デジタルカメラの小型化高性能化にともなって、動画を撮影するシーンが多様化している。特に屋外で行うスポーツなどの撮影に最適化された小型の「アクションカメラ」は、自転車やサーフボードだけでなく、体に取り付けての撮影もできるので、臨場感のある映像を手軽に撮影することが可能だ。動画の撮影が可能なモデルであれば、練習時のフォームの確認や試合の振り返りなど、学校の部活動やスポーツクラブでも活用できる。

専用ハウジングが不要で水中撮影が可能。耐落下衝撃性と耐寒性能も装備
操作ボタンは全部で5個。単機能のボタンは電源ボタンのみで、RECボタンは静止画撮影時のシャッターも兼ねている
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リコーイメージングの『WG-M1』は屋外や水中での撮影に対応したアクションカメラだ。水深10mの防水性能、高さ2mからの耐落下衝撃性能、マイナス10℃の耐寒性能に加え、IP6X(JIS保護等級6級)の防塵性能を備えているので、屋外での過酷な環境でも使用することが可能だ。

特に防水性能では、付属の水中レンズプロテクターを取り付けるだけで水中撮影が可能になっている点に注目したい。本体用のハウジングが不要なため、手軽に水中撮影が行えることに加えて音声も明瞭に録音することができる。

また、撮像素子には約1,400万画素のCMOSセンサーを採用し、静止画を撮影する際の最大画角は約160度と広角撮影が可能になっている。

「粘着マウント」で固定場所を選ばないWi-Fiによるリモート撮影にも対応

『WG-M1』には「WG粘着マウント」が同梱されている。大型の接着面にはサーフボードやスノーボードなどと固定することが可能だ。同製品には、このほかにも磁石式などの豊富なマウントが用意されているので、活用シーンに適したマウントを選択することが可能だ。

また、専用のアプリケーションをインストールすることで、スマートフォンからも撮影、再生、編集を行うことができる。動画撮影には、最大137度の「ワイド」や、スロー再生が可能な「高速モード」、動くものを検出して撮影を開始する「動体検知録画」などが用意されているので、リモート撮影とあわせて使うことで、スポーツだけでなく、屋外での生物観察など多彩なシーンで活用することができるだろう。

スポーツクラブや学校のスポーツ系クラブ活動などのほかにも、動画教材やプロモーション映像の撮影用として、『WG-M1』を提案していただきたい。

主な仕様
型番 RICOH WG-M1
有効画素数 1,400万画素
撮像素子 1/2.3型 CMOSセンサー
レンズ 6群6枚
焦点距離 固定焦点
F値 F2.8
ズーム ワイド・ミディアム・ナロー・水中
連写 あり
画像モニター 1.5型 約11.5万ドットLCD
記録画素数(静止画) (4:3)14M:4,320×3,240、5M:2,592×1,944、(16:9)10M:4,320×2,432
記録画素数(動画) 1,920×1,080(30fps)、1,280×960(50fps)、1,280×960(30fps)、1,280×720(60fps)、1,280×720(30fps)、848×480(60fps)、848×480(120fps)
インターフェース USB2.0(ハイスピード対応)、 HDMI端子(タイプD)
規格:802.11b/g/n
使用周波数:2.4GHz帯
セキュリティ:WPA2
記録メディア 内蔵メモリー(約100MB)、microSD/microSDHCメモリーカードクラス4以上のmicroSDカード推奨
防水性能 10m
対衝撃性能 2m
耐寒性能 -10℃
外形寸法(W×D×H) 約66.5×89.5×42.5mm (操作部材、突起部を除く)
質量 約190g(電池、メモリーカード、レンズプロテクター含む)

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