書籍や雑誌の特集、DVD教材、プロのレッスンなど、ゴルフ上達には一定のニーズがある。そのようなニーズに応える機能を備えたコンパクトデジタルカメラがゴルファー向けと謳っている『EX-FC500S』だ。リモートで連続撮影した自分のスイングを分析したり、動画で再生できる機能が搭載されている。しかし、これらの機能はゴルフの上達に役立つだけではない。各種のスポーツやダンス、文教分野でも活用シーンは少なくない。

カシオ計算機の『EX-FC500S』は、ゴルファー向けデジタルカメラとして同社「EXILIM(エクシリム)」シリーズにラインアップされた製品だ。ハイスピードムービーで撮影したり、連写したスイングを分析する機能が多数搭載されている。
「ライン表示」機能は、撮影した画像にガイドラインを表示することで、スイングの姿勢などをチェックできる機能だ。また、過去の自分自身のショットや上手な人のショットと、現在の自分のショットを比較できる「2画面再生」機能を使うことで、客観的に自分の課題を把握することができる。さらに、ハイスピード録画した画像をスロー再生したり、連写した一連の画面でスイングを確認することも可能だ。
『EX-FC500S』には、被写体の動きを感知して撮影する「モーションシャッター」機能が搭載されているので、ゴルフ練習場などでレンタルサービスを行ってもよいだろう。
同製品の活用シーンは、ゴルフだけにはとどまらない。フォームをチェックする必要のあるスポーツやダンスなど、スポーツクラブや文教分野でも、効果的な練習に役立つことは疑いがない。撮影した画像は、Wi-Fi接続によりタブレット端末で確認できるので、複数人が同時に同じ画面を確認することも容易だ。
さらに、同製品は液晶モニターを開くとすぐに電源が入り、撮影可能な状態になる。イベントなどの撮影では便利に使える機能だろう。撮影間隔は約0.26秒と高速なうえ、シャッターを押した瞬間の前後0.2秒の画像を撮影する「トリプルショット」機能が搭載されているので、撮り直しのできないシーンでも確実に撮りたいシーンを撮影することが可能だ。
『EX-FC500S』はスポーツ、文教、ビジネスなど、さまざまな分野に提案していただきたいデジタルカメラだ。
機種名 | EX-FC500S |
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有効画素数 | 1610万画素 |
撮像素子 | 1/2.3型高速CMOS(裏面照射型) 総画素数:1679万画素 |
画像ファイル形式 | 静止画:JPEG(Exif Ver2.3、DCF2.0準拠、DPOF対応) 動画:MOV形式、H.264/AVC準拠、IMA-ADPCM音声(モノラル) |
記録画素数 | 静止画:16M(4608x3456) / 3:2(4608x3072) / 16:9(4608x2592) / 10M(3648x2736) / 5M(2560x1920) / 3M(2048x1536) / VGA(640x480) 動画:FHD(1920x1080 30fps) / HD※(1280x720 12fps / 15fps / 20fps / 30fps) / STD(640x480 30fps) /HS 1000 (224x64 1000fps) / HS 480 (224x160 480fps) / HS 240 (512x384 240fps) / HS 120 (640x480 120fps) / HS 30-240 (512x384 30fps・240fps切替式) / HS 30-120 (640x480 30fps・120fps切替式) |
内蔵メモリー | 記録エリア:14.6MB(内蔵メモリーをフォーマット後の容量) |
外部メモリー | SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード対応 |
連写 | 30枚/秒、15枚/秒、10枚/秒、5枚/秒、3枚/秒(最大画像サイズ4608x3456) |
ズーム | 光学ズーム10倍、プレミアムズーム併用時20倍、デジタルズーム4倍、HDズーム/デジタルズーム併用時最大159.4倍(VGAサイズ) |
シャッター | CMOS電子/メカシャッター併用 シャッタースピード:オート:1/4秒~1/1000秒、プレミアムオートPRO:4秒~1/4000秒 |
通信機能 | 準拠規格 IEEE 802.11b/g/n、使用周波数範囲 1~11ch、暗号化方式 WPA2 |
外形寸法(W×D×H) | 99.6×24.7×59.5mm(CIPA規格準拠・突起部含まず) |
重量 | 約175g(電池およびメモリーカードを除く) |
※ 撮影モード「ART」「TL」時のみ