動画撮影は静止画の撮影とは異なり、被写体を長時間撮り続けることになるため、ブレずに撮るのは少々難しい。動きのある被写体を撮る時は手持ちの機会も多く、手ブレをなるべく抑えてくれるカメラを選びたい。その点、キヤノンの『iVIS HF R62』はオート撮影機能が充実しており、初心者にも撮りやすいのが特徴だ。NFCを利用して、簡単にスマートフォンと連携し、リモート撮影やモニタリングなど、幅広い使い方ができる。

『iVIS HF R62』は、オート撮影機能に優れるデジタルビデオカメラ。4種類のブレ補正機能を搭載し、カメラまかせできれいな映像の撮影ができる。「パワードIS」は、ズーム時に起こりがちな大きなブレを補正。マクロ撮影時には「マクロIS」が働き、精細なピント合わせをしてくれる。「ダイナミックモード」は歩き撮り時のブレから、静止時の小さなブレに至るまで、幅広く対応して補正してくれる。また、三脚を利用する場合は「三脚モード」が働き、ブレ補正がオフになる。これらのブレ補正機能は、撮影シーンに合わせてカメラが自動的に適切なものを選択し、最適な撮影ができるよう調整してくれる。
さらに、独自の「こだわりオート」機能により、カメラが撮影シーンの状況を自動で認識。逆光や暗所、被写体との距離といった撮影状況から、適切な設定での撮影が簡単にできるようになっている。ズーム撮影も光学32倍、アドバンストズーム時で57倍と幅広く、多彩な撮影シーンに対応できる。
スマートフォンとの連携機能も特長の1つ。専用アプリ「CameraAccess plus」を端末に導入すれば、端末からのリモート操作で、映像のライブ視聴や保存、ビデオカメラの操作が実行できる。スマートフォンがNFCに対応していれば、端末をカメラ本体にかざすだけで、簡単にペアリングできる。また、撮影中の映像を、スマートフォンへストリーミング配信する機能も搭載。研究対象の近くにカメラを設置し、随時屋外からその様子を観測するといった使い方が可能だ。
ほかにも、撮影した動画や静止画をスマートフォンへ転送したり、端末を経由してSNSへアップロードしたりと、多彩な連携機能を備えている。撮影が簡単で、幅広い使い方ができる『iVIS HF R62』を、ぜひおすすめいただきたい。
製品名 | iVIS HF R62 |
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型番 | IVISHFR62BR(ブラウン) IVISHFR62WH(ホワイト) IVISHFR62BG(ベージュ) |
撮像素子 | 1/2.3型高速CMOS(裏面照射型) 総画素数:1679万画素 |
内蔵メモリー容量 | 32GB |
映像記録 | AVCHD規格Ver2.0準拠(AVCHD Progressive) MP4規格準拠(MPEG-4 AVC/H.264規格) |
音声記録 | (AVCHD記録)Dolby Digital 2ch、(MP4記録)AAC-LC 2ch |
総画素数 | 約1/4.85型328万画素 HD CMOSセンサー |
ズーム倍率 | 光学:32倍/アドバンストズーム57倍 デジタル:1140倍(動画記録時のみ) |
手ブレ補正機能 | 光学式(マルチシーンIS搭載)+電子式 |
シャッタースピード (AVCHD/60i/60P 記録時) |
1/30~1/2000(Pモード、オートスローシャッターON時) 1/60~1/2000(Pモード、オートスローシャッターOFF時) 1/2~1/2000(ローライトモード時) |
サイズ(W×D×H) | 53×116×58mm(本体のみ) |
質量 | 240g(本体のみ) |