光学8倍ズームで多彩なシーンを自動で撮影できる
キヤノン IXY 150

スマートフォンに搭載されるカメラは年々高機能化し、美しい画像を撮影できるようになった。しかし、逆光や暗い場所での撮影、動きのある被写体の撮影などでは、デジタルカメラに一日の長がある。特にズーム機能を使用する場合には、デジタルカメラに軍配が上がるのは間違いない。インターネットを通じた広報などでも必須のコンテンツとなっている、画像の「質」へのこだわりの重要性を提案していただきたい。

16倍のプログレッシブファインズームで、高画質の画像を簡単に撮影
写真は『IXY150(RE)』。「こだわりオート機能」で、被写体に合わせて設定を自動調整してくれる。
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キヤノンの『IXY 150』は、光学8倍のズーム機能、約2,000万画素CCDセンサーを搭載したコンパクトデジタルカメラだ。デジタルズームの場合、高倍率では画像が粗くなる場合があるが、キヤノンでは画像の粗さが目立たないデジタルズーム領域を「プログレッシブファインズーム」としている。プログレッシブファインズームの倍率は撮影する画像サイズによって異なり、同製品では印刷サイズがA2サイズ程度の場合、16倍までのプログレッシブファインズームが可能になっている。A3サイズ程度なら20倍、L版はがき程度なら32倍まで撮影可能なので、ポスターから販促チラシまで、高画質のズーム撮影画像を活用することができる。

また、オートフォーカスも高速で、ワイド端で約0.21秒を実現している。撮影タイムラグは約0.24秒なので、撮りたいシーンを逃すことなく撮影できる。

撮影シーンの自動認識やヘルプなど、ユーザーを強力にサポート

コンパクトデジタルカメラは、シャッタースピードやISO感度などを自由に設定できるが、被写体や撮影シーンに合わせて最適な設定を行うためには、ある程度の専門知識が必要だ。しかし、『IXY 150』であれば、撮影シーンを自動的に認識してくれるので、設定の手間をかけることなく、コンパクトデジタルカメラのメリットを最大限に活かすことができる。同製品が自動認識するシーンは、人物、動きのある人物、人以外のモノや風景などの6つの被写体と、逆光やスポットライトなど8つの背景を組み合わせた32の撮影シーンだ。屋外での撮影や講演会から商品撮影まで、さまざまなシーンに最適な設定が自動で行われるので、ユーザーはシャッターを押すだけでよい。

また、操作や機能で不明点があった場合には「ヘルプボタン」が用意されている。解説とアドバイスが表示されるので、迷った時だけでなく、同製品の一層の活用にも利用していただきたい機能だ。

主な仕様
型番 IXY150(RE):レッド
IXY150(SL):シルバー
撮像素子 カメラ部有効画素数:約2,000万画素(※画像処理により画素数が減少することがあります。)
サイズ・タイプ、総画素数:1/2.3型CCD、約2,050万画素
光学ズーム倍率 8倍
デジタルズーム倍率 約4.0倍
プログレッシブファインズーム(ラージ時) 16倍
撮影距離(レンズ先端より) オート:1cm~∞(W)/1.3m~∞(T)
マクロ:1cm~50cm(W)
シャッタースピード 1~1/2000秒(オートモード)
15~1/2000秒(すべての撮影モードを合わせて)
インターフェイス Hi-Speed USB、A/V-OUT
サイズ(CIPA準拠・W×D×H) 95.2×22.1×54.3mm
質量(CIPA準拠・本体のみ) 約111g

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