建設や土木、工場といった、粉塵や水滴の多い現場での撮影では、過酷な環境に耐えられるカメラが必要不可欠だ。リコーの『WG-5 GPS』は、防水や防塵などの必要なタフネス性能をすべて備えた堅牢なコンパクトデジタルカメラだ。開放F値2.0の明るい高性能レンズの採用により、暗いシーンでも高画質の撮影ができることもあり、曇天や屋内など、本来撮影のしにくい状況でもきれいに撮影できる。

『WG-5 GPS』は、高度な耐久性が特長のコンパクトデジタルカメラだ。防水はIPX8、JIS保護等級8相当に準拠しており、水深14mに対応。耐衝撃性能は2.2mからの落下テストをパスしている。ほかにも防塵機能、-10度の耐寒、100kgfの耐荷重と、高度な耐久性を備えており、工場や土木作業現場など過酷な撮影環境での使用に耐える。
カメラとしての基本性能も優秀だ。有効約1,600万画素のCMOSセンサーを採用し、低ノイズで高精細な画像を撮影可能。レンズも開放F値2.0の光学4倍ズーム。暗所での撮影に強く、想定される曇天や屋内での撮影を強力にサポートしてくれる。方位や現在地の緯度・経度、気圧を確認できる電子コンパスも、屋外での撮影を補助してくれる。さらにはGPSも搭載されており、撮影地の位置情報を画像に記録できるため、撮影後の資料整理に役立つ。
高画質と耐久性能を活かした撮影モードも豊富に搭載されている。「オートピクチャーモード」では、カメラが自動でシーンを認識し、最適な撮影モードに設定してくれる。深みのある華やかな、和風の仕上がりをもたらす「雅(MIYABI)」や、リバーサルフィルムでの撮影を彷彿とさせる、メリハリのある仕上げが可能な「リバーサル」など、同社が一眼レフ機で培った仕上げも可能だ。
従来機から進化した「マーメードモード」では、水中でフラッシュオン/オフの連続2枚撮りができる専用機能も新たに搭載し、効率よく水中撮影ができるよう工夫されている。仕上がりもホワイトバランスの最適化により青味を抑え、自然な発色を実現しているので、水の中をより鮮明に撮影することができる。また、6灯のLEDで被写体を明るく照らしつつ極度の接写ができる「デジタル顕微鏡モード」もあり、研究分野での用途にも使用可能だ。
高性能で、撮影場所を問わずに使用できる『WG-5 GPS』を、ぜひおすすめいただきたい。
型番 | WG-5 GPS |
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カラー | オレンジ、ガンメタリック |
レンズ | RICOHレンズ 7群9枚(非球面レンズ4枚使用) 4.5~18mm(35ミリ判換算 約25~100mm)、F2.0(W)~F4.9(T) 光学4倍、デジタルズーム約7.2倍、インテリジェントズーム最大約28.8倍 |
有効画素数 | 約1,600万画素 |
撮像素子 | 裏面照射型 1/2.3型 CMOS |
ホワイトバランス | オート、太陽光、日陰、白熱灯、蛍光灯(D:昼光色、N:昼白色、W:白色)、マニュアル |
外部インターフェイス | USB2.0/ AV出力端子、HDMI出力端子(タイプD) |
防水/防塵性能 | JIS保護等級8級/JIS保護等級6級 |
記録媒体 | 内蔵メモリー(約70MB)、SD/SDHC/SDXCメモリーカード、Eye-Fiカード |
サイズ(W×D×H) | 約125.0×32.0×64.5mm(操作部材、突起部を除く) |
質量 | 約236g(電池、SDメモリーカード含む) |