テレビをはじめとした既存のメディアに加えて、インターネットは企業の重要な情報発信ツールであることは言うまでもない。ウェブサイトやブログ、SNSなどのさまざまなウェブメディアが存在するが、画像を効果的に使用することにより、情報発信力はより強化される。カメラ機能の高性能化により、スマートフォンでも美しい画像を撮影することはできるが、効果的な画像を追求するのであれば、デジタルカメラに一日の長がある。

カシオ計算機の『EX-ZR3000』は同社の「エクシリム」シリーズにラインアップされたコンパクトデジタルカメラだ。EXILIMエンジンHS Ver.3、1/1.7型CMOSセンサー、新開発レンズを採用することにより、高精細な画像の撮影を実現している。また、5軸方向の手ブレ補正機能により、シャッターチャンスを確実に捉えて、失敗のない撮影を行うことができる。
液晶には、180度まで開くことが可能なチルト液晶を採用した。現場からの報告や、お客様と一緒に撮影する際に、効果的に「自分撮り」を活用することで、臨場感やお客様との親密感を演出することができる。人物を美しく撮影する「メイクアップモード」を搭載しているので、お客様と一緒に撮影する際にも、ウェブサイトなどに掲載するのに十分な美しい画像を撮影できるだろう。本体前面に「フロントシャッター」を搭載しているので、イベントや商談の合間の短い時間でも、確実に操作することができる。
『EX-ZR3000』には、SNSなどを通じた企業の情報発信をサポートする機能が搭載されている。それが、「エクシリム オートトランスファー」機能だ。これは、撮影した画像を自動的にスマートフォンへ送信する機能だ。専用アプリ「EXILIM Connect」をスマートフォンにインストールすることで、デジタルカメラやスマートフォンの操作をすることなく、自動送信を行うことができる。イベントなどの情報発信で重要なことは、美しい画像であることと、リアルタイム性だ。twitterなどで実況しているかのような情報発信を行うことは、イベントの集客や広報に大きく役立つことだろう。
コンパクトデジタルカメラならではの画質を活かした情報発信によって、製品やサービスの紹介など、プロモーション活動の強化を提案していただきたい。
製品名 | EX-ZR3000 |
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有効画素数 | 1,210万画素 |
撮像素子 | 1/1.7型高速CMOS(裏面照射型) 総画素数:1,276万画素 |
内蔵メモリー | (記録エリア):48.9MB ※内蔵メモリーをフォーマット後の容量 |
外部メモリー | SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード対応 |
連写 | 30枚/秒、15枚/秒、10枚/秒、5枚/秒、3枚/秒(最大画像サイズ4,000x3,000) |
レンズ | 構成:非球面レンズを含む9群10枚 F値:F2.8(W)~F6.3(T) 焦点距離:f=5.4~64.8mm 35mmフィルム換算:25~300mm |
ズーム | 光学ズーム12倍、プレミアムズーム併用時24倍、デジタルズーム4倍、HDズーム/デジタルズーム併用時最大93.6倍(3Mサイズ) |
フォーカス | フォーカス方式:コントラスト検出方式オートフォーカス AF補助光付き フォーカスモード:オートフォーカス、マクロ、マニュアルフォーカス AFエリア:インテリジェント、スポット、マルチ(25エリアから選択)、追尾 |
シャッター | CMOS電子/メカシャッター併用 シャッタースピード:オート:1/4秒~1/1,600秒、プレミアムオートPRO:4秒~1/4,000秒 絞り優先AE:1秒~1/1,600秒 シャッター速度優先AE:15秒~1/1,600秒 マニュアル露出:30秒~1/1,600秒 ※ 高速連写モードのシャッター速度優先AE/マニュアル露出時のみ1/20,000秒まで可能(カメラの設定により異なる場合があります) |
サイズ(W×D×H・CIPA準拠) | 108.3×36.7×61.5mm(突起部除く奥行き28.0mm) |
質量 | 約248g(電池およびメモリーカード※を含む)/約208g(電池およびメモリーカードを除く) ※16GB SDHCメモリーカード(SanDisk Corporation製)の場合 |