百聞は一見に如かずというが、文字情報だけよりも視覚情報、特に動画であれば、微妙な雰囲気までも的確に伝えることが可能だ。デジタルカメラが普及し、スマートフォンで綺麗な動画が撮影できる現在、さまざまなシーンで動画が活用されている。だからこそ、印象的な画像を、より手軽に撮影できるツールが必要になる。スマートフォンの撮影とは一線を画した、印象的で訴求力のある画像を手軽に撮影することが、これからのプロモーションには必須になるだろう。

カシオ計算機の『EX-FR100』は、カメラ部とコントローラー部を切り離して使用できる「EX-FR10」の後継機だ。分離したカメラ部は遠隔操作が可能なので、これまでにないアングルで撮影することが可能になる。もちろん、撮影者自身を撮影することも可能なので、イベントなどで顧客と一緒に撮影することができる。
同製品は「Outdoor Recorder(アウトドアレコーダー)」と名付けられているとおり、屋外での使用を想定して設計されている。キャンプやフィッシング、トレッキングなどでの記録サービスやカメラレンタルサービスは、アウトドアビジネスに新たな付加価値を生み出すに違いない。また、カメラ部をオプションのマルチアングルスティックに装着したり、バイクなどに搭載することで、躍動感あふれる映像が撮影できる。観光地などのプロモーション映像の撮影などにも活用が期待される。自分が体験しているかのような映像は、観光地の自然やアトラクションの魅力を存分に引き出してくれるだろう。
『EX-FR100』には、広い範囲を撮影できる超広角16mmレンズと高画質画像の高速撮影を実現する「EXILIMエンジンHS Ver.3」を搭載し、手ぶれ補正機能などが強化されている。加えて、インターバル撮影や5種類のアートショットなど、豊富な自動撮影機能を楽しむことができる。これらの機能により手軽に撮影した高画質画像は、同製品に内蔵されている編集機能を使用することで、ムービーコンテンツを自動で作成することが可能だ。さらに、スマートフォンやタブレット端末への自動送信にも対応しているので、例えばトレッキングなどの記録のダイジェスト映像を自動作成し、終了後すぐに参加者に渡すこともできる。ビジネスの場面であれば、屋外点検・保守で撮影し自動転送された画像を、スマートフォンやタブレット端末の通信機器経由で送信すれば手間がかからず報告ができる。
アウトドアに限らず、イベントやワークショップなど体験型コンテンツのプロモーションツールとして、ビジネスの現場の効率化の手段として、『EX-FR100』を提案していただきたい。
型番 | EX-FR100YW(イエロー) EX-FR100WE(ホワイト) EX-FR100BK(ブラック) |
---|---|
有効画素数 | 1,020万画素 |
撮像素子 | 1/2.3型正方画素CMOS(裏面照射型) 総画素数:1,276万画素 |
画像ファイル形式 | 静止画:JPEG(Exif Ver. 2.3/DCF2.0準拠) 動画:MOV形式、H.264/AVC準拠、IMA-ADPCM音声(モノラル) |
内蔵メモリー | 記録エリア:約49.9MB※1 |
外部メモリー | microSDメモリーカード、microSDHCメモリーカード、microSDXCメモリーカード対応 |
通信機能 | 【カメラ】 Bluetooth®(バージョン:Bluetooth® ver2.1+EDR、出力クラス:Class 2) Bluetooth® Smart Wi-Fi(準拠規格:IEEE 802.11b/g/n) 【コントローラー】 Bluetooth®(バージョン:Bluetooth® ver2.1+EDR、出力クラス:Class 2) |
電源 | カメラ:専用リチウムイオン充電池(内蔵) コントローラー:専用リチウムイオン充電池(内蔵) |
外形寸法 | カメラ(Φ×D・ヒンジ含まず):60.9×33.3mm コントローラー(W×D×H):59.2×19.4×86.7mm 合体時(W×D×H・ヒンジ含む):60.9×38.7×154.8mm |
質量 | カメラ(ヒンジ含まず、メモリカード含む):約76g コントローラー:約103g 合体時(ヒンジ含む、メモリカード含む):約214g |
※1 内蔵メモリーをフォーマット後の容量