スマートフォンのカメラ性能が向上したとはいえ、やはり画質や撮影のしやすさではデジタルカメラに軍配が上がる。しかし、撮影した画像の転用のしやすさを考えると、スマートフォンにも利点がある。両者の良さを総取りできるのが、カシオ計算機の『EX-ZR70』だ。スマートフォンと常時接続し、撮影画像を即時転送できるため、SNSへ投稿するなど、容易に活用できる。チルト液晶搭載で、撮影者も含めた自撮りにも対応するなど、幅広い利用が可能となる。
『EX-ZR70』は、エクシリムシリーズの新型デジタルカメラだ。スマートフォンとの親和性が高く、撮影した画像をネット上で容易に活用できる。Bluetoothの低消費電力規格「Bluetooth low energy」に対応している点が大きな特長。この規格に対応することで、ごくわずかな電力で、同じく規格対応のスマートフォンと常時接続できる。撮影した画像は自動で接続先へ送信されるため、クラウドで管理したり、SNSに投稿したりといった活用がスムーズに行える。
設定も簡単で、接続先の端末に専用アプリ「EXILIM Connect」を導入し、ペアリングするだけ。一度設定すれば接続状態を継続できる。「EXILIM Connect」から写真管理アプリ「Scene」を呼び出すことで、写真の運用はより快適に。画像を高速で確認したり、共有したりが容易になる。QRコードを発行し、写真を他の端末へシェアすることも可能だ。さらに、顔検出機能を利用した画像ならば、自撮り画像だけを送信できるといったユニークな機能も備えている。
もちろんカメラとしての基本機能も優秀だ。シリーズ特有の軽快さは健在で、起動約1.2秒、オートフォーカス約0.14秒と、必要に応じてすぐ撮影に入れる。電源もチルト液晶を開くだけでオンになるため、スムーズな撮影が可能だ。5軸対応の手ぶれ補正や高速連写合成によるオート機能もあり、逆光や夜景など難易度の高いシーンでもきれいな撮影が可能だ。そのほか、タイムラプスなど撮影機能も豊富で、本格的なムービーやフォトコンテンツを自動作成してくれる機能も。独自のアルゴリズムや、豊富なテンプレートにより、撮影素材を印象的に仕上げてくれる。
取り扱いやすく、撮影画像を幅広く活用できる『EX-ZR70』を、ぜひおすすめいただきたい。
製品名 | EX-ZR70YW(イエロー) EX-ZR70PK(ピンク) EX-ZR70WE(ホワイト) |
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有効画素数 | 1,610万画素 |
画像ファイル形式 | 静止画:JPEG(Exif Ver2.3、DCF2.0準拠、DPOF対応) 動画:MOV形式、H.264/AVC準拠、IMA-ADPCM音声(モノラル) |
内蔵メモリー | 記録エリア:27.6MB※1 |
外部メモリー | SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード対応 |
記録画素数 | 静止画:16M(4,608x3,456)/ 3:2(4,608x3,072)/ 16:9(4,608x2,592)/ 10M(3,648x2,736)/ 3M(2,048x1,536) 動画:FHD(1,920x1,080 30fps)/ HD※2(1,280x720 12fps / 15fps / 20fps / 30fps)/ STD(640x480 30fps)/HS 1,000(224x64 1,000fps)/ HS 480(224x160 480fps)/ HS 240(512x384 240fps)/ HS 120(640x480 120fps)/ HS 30-240(512x384 30fps・240fps切替式)/ HS 30-120(640x480 30fps・120fps切替式) |
連写 | 30枚/秒、15枚/秒、10枚/秒、5枚/秒、3枚/秒(最大画像サイズ4,608x3,456) |
レンズ | 構成:非球面レンズを含む9群10枚 F値:F3.5(W)~F6.5(T) 焦点距離:f=4.5~45.0mm 35mmフィルム換算:25~250mm |
電源 | 専用リチウムイオン充電池(NP-160) |
サイズ(W×D×H・CIPA規格準拠) | 99.6×59.5×25.0mm(突起部除く奥行き24.7mm) |
質量 | 約202g(電池およびメモリーカード※3を含む) 約175g(電池およびメモリーカードを除く) |
主な付属品 | リチウムイオン充電池(NP-160)、USB-ACアダプター(AD-C54UJ)、マイクロUSBケーブル、ストラップ、取扱説明書 |
※1 内蔵メモリーをフォーマット後の容量
※2 撮影モード「ART」「TL」時のみ
※3 16GB SDHCメモリーカード(SanDisk Corporation製)の場合