消費者の動向は、モノの消費からコトの消費に移っているといわれている。アウトドアアクティビティやワークショップなどの「体験」を訴求するには、その様子を動画コンテンツにするのが効果的だが、コストも人手もかけられない場合が多いのが実情だ。そこで提案して欲しいのがウェアラブルスタイルでの撮影が可能なデジタルカメラの活用だ。撮影担当者が不要になるだけでなく、迫力ある動画も撮影できる。
カシオ計算機の『EX-FR110H』は同社「エクシリム Outdoor Recorder」シリーズに新たにラインアップされたデジタルカメラだ。高感度裏面照射型CMOSセンサーを搭載することで、ISO感度51200を実現している。1画素あたりの面積を大きくするために有効画素数を190万画素に抑え、新たに設計したノイズ低減回路によって、高感度でノイズの少ない画像の撮影を実現した。これによって、月明かりなど光量の少ないシーンでも、三脚なしのウェアラブルでの撮影が可能になっている。夜間の屋外や洞窟などで撮影する際にも、両手が自由に使えるのはユーザーには大きなメリットだ。
また、広角20mmのレンズを搭載することで、大きな画角で撮影することが可能に。アウトドアアクティビティの参加者と周囲の風景を1つの画面に収めることができるので、視聴者に臨場感を伝えられ、体験の魅力を存分に訴求できる。
『EX-FR110H』には、3つの撮影スタイルが用意されている。通常のデジタルカメラのように使用できるカメラスタイルに加え、カメラとコントローラーを分離したウェアラブルスタイル、カメラとコントローラーをストレート連結した自分撮りスタイルがあるので、用途に応じて使い分けたい。また、同製品には、別売りのカメラ部単体を加えた2台のカメラをコントロールする機能が搭載されている。ワークショップの様子を、講師の手元と全身といったマルチアングルで撮影することも可能になる。スマートフォンアプリ「EXILIM ALBUM」を利用すれば、撮影した画像からムービーコンテンツを作成することも容易だ。当日のムービーを参加者に配布すれば、満足度やリピート率の向上にも寄与するだろう。
動画によるプロモーションであれば、日本語が分からない外国人にも訴求しやすい。同製品による「体験」を伝えるプロモーションを提案していただきたい。
製品名 | EX-FR110H |
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有効画素数 | 190万画素 |
画像ファイル形式 | 静止画:JPEG(Exif Ver. 2.3 / DCF2.0準拠) 動画:MOV形式、H.264/AVC準拠、IMA-ADPCM音声(モノラル) |
内蔵メモリー | 記録エリア:約49.9MB※1 |
外部メモリー | microSDメモリーカード、microSDHCメモリーカード、microSDXCメモリーカード対応 |
記録画素数 | 静止画:2M(1,920x1,080) 動画※2:FHD(30p)/STD(640x480 30fps)/HS 240(512x384 240fps) |
記録容量 | (最大サイズ時)静止画:外部メモリー16GB※3:約10,723枚 動画:最大ファイルサイズ:1回の撮影につき最大4GB 1回当たりの撮影可能時間:29分 |
レンズ | F値:F2.8 焦点距離:f=2.87mm 35mmフィルム換算:20mm |
電源 | 【カメラ】 専用リチウムイオン充電池(内蔵) 【コントローラー】 専用リチウムイオン充電池(内蔵) |
サイズ(W×D×H) |
【カメラ】 (直径)60.9×(奥行)33.3mm※4 【コントローラー】 59.2×19.4×86.7mm 【合体時】 60.9×38.7×154.8mm※5 |
質量 | 【カメラ】 約76g※6 【コントローラー】 約103g 【合体時】 約214g※7 |
主な付属品 | コントローラー(EX-FR100CT) ヒンジユニット 三脚ナット カラビナストラップ USB-ACアダプター(AD-C54UJ) マイクロUSBケーブル クイックスタートガイド(保証書付き) |
※1 内蔵メモリーをフォーマット後の容量
※2 全動画モード一回当たり最大撮影時間29分の制限があります。
※3 16GB:SanDisk Corporation製16GB microSDHCメモリーカードの場合
※4 ヒンジ含まず
※5 ヒンジ含む
※6 ヒンジ含まず、メモリカード含む
※7 ヒンジ含む、メモリカード含む