コンパクトデジタルカメラは、取材や現場視察、資料作成などで何かと便利だ。スマートフォンも画質においては引けを取らないが、ズーム機能や撮影設定など、高度な機能を求めるのであれば、やはりデジタルカメラをおすすめしたい。キヤノンの『IXY210』は、光学10倍、プログレッシブファインズームで20倍と、高度な望遠撮影も可能で、幅広いシチュエーションに対応できる。撮影シーンに合わせて自動で最適な設定をしてくれるオート機能も充実しており、初心者でも印象的な写真を撮影することが可能だ。
『IXY210』は、有効画素数約2,000万画素のコンパクトデジタルカメラ。画素数の多いCCDセンサーと最新映像エンジンとの連携で、高精細かつノイズの少ないクリアな画質を実現している。大きな特長は、コンパクト機ながら光学10倍ズームを備えている点。プログレッシブファインズームを使用すれば、20倍まで高画質に撮影することが可能だ。近距離では24mmの画角で風景を広く表現、遠くの被写体はぐっと引き寄せて臨場感を高めるなど、多彩な絵作りができる。
撮影補助機能「こだわりオート」も秀逸だ。明るさや人の有無など、撮影シーンの状況をカメラが自動で識別し、最適な設定を施してくれる。このため、暗所や逆光、被写体が動いているなどの難しいシーンも簡単に撮影することができる。シーンに合わせて適切な手ぶれ補正を行う「マルチシーンIS」もあり、初心者でも鮮明な撮影を手軽に行える。
同製品はWi-Fi接続にも対応しており、PCやスマートデバイス、プリンターと接続してのファイル共有や出力ができる。これまでは画像再生時のみWi-Fi接続に対応していたが、撮影中や電源OFF時にも可能になった。また、Android端末では専用アプリを使用することでNFC機能にも対応。同製品とAndroid端末のNFCタグをタッチすれば、カメラとアプリが自動で起動し、スムーズに接続することができる。さらに、スマートデバイスやプリンターとは、アクセスポイントを経由せず直接の接続も可能。多彩な接続方法で、各ユーザーのニーズに合わせて利用することができる。
専用のクラウドサービス「CANON iMAGE GATEWAY」も用意され、撮影した画像を自動でサーバーに転送することが可能だ。10GBの大容量ストレージとして保存でき、接続設定も簡単なので、『IXY210』提案時の付加価値としておすすめいただきたい。
型番 | シルバー:IXY210(SL) ブラック:IXY210(BK) |
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撮像素子 | 【カメラ部有効画素数/総画素数】 約2,000万画素/約2,050万画素※1 【サイズ・タイプ】 1/2.3型CCD |
レンズ | 【焦点距離[35mmフィルム換算]】 4.3(W)-43.0mm(T)[24(W)-240mm(T)] 【開放F値】 F3.0(W)-F6.9(T) 【構成枚数】 7群9枚(両面非球面レンズ1枚) 【光学ズーム倍率】 10倍 【デジタルズーム倍率】 約4.0倍 【プログレッシブファインズーム(ラージ時)】 20倍 【撮影距離(レンズ先端より)】 オート:1cm~∞(W)/1.0m~∞(T) マクロ:1~50cm(W) 【最短撮影距離時撮影範囲(オート時)】 27×20mm(W)/167×126mm(T) |
液晶モニター | 2.7型TFTカラー液晶(約23.0万ドット)、視野率:約100% |
撮影関係 | 【撮影モード】 オート、P、ポートレート、顔セルフタイマー、ローライト、魚眼風、ジオラマ風、トイカメラ風、モノクロ、極彩色、オールドポスター、打上げ花火、長秒時撮影 【光学手ブレ補正(IS)】 マルチシーンIS 補正効果(静止画IS時):2.5段(240mm) 【セルフタイマー】 切/約2秒後/約10秒後/カスタム※2 【連続撮影】 通常:約0.8枚/秒 |
インターフェイス |
【有線】 Hi-Speed USB(Mini-B)、A/V-OUT 【Wi-Fi/NFC】 対応 |
電源 | 専用リチウムイオン充電池(NB-11L/NB-11LH[別売])[充電時間:約120分/約140分] |
動作環境 | 温度:0~40℃、湿度:10~90% |
大きさ(W×D×H・CIPA準拠) | 95.3×23.6×56.8mm |
質量(バッテリーおよびメモリーカード含む/本体のみ・CIPA準拠) | 約137g/約122g |
※1 画像処理により画素数が減少することがあります。
※2 タイマー時間(0~15秒[1秒刻み]、20/25/30秒)、撮影枚数(1~10枚[1枚刻み])を設定可能。