スマートフォンでも静止画や動画は簡単に撮影できるが、画質にこだわるなら、やはりカメラを選択したい。また、商品やサービスの紹介、ツールの使い方の説明など、社外へのプロモーションはもちろん、社内教育などでも動画を使用するシーンが増えている。動画に対応しているカメラであれば、これらの動画も高画質で撮影することができる。動画投稿サイトで動画のライブ配信を行えば、効果的なプロモーションも手軽に実現できる。
キヤノンの『PowerShot G7 X Mark III』は、同社では初めて積層型CMOSセンサーを採用した、コンパクトデジタルカメラだ。1.0型で有効画素数が約2,010万画素の撮像素子と、映像エンジンDIGIC8を組み合わせることで、動画の撮影と高速連写の性能を向上させている。また、同社コンパクトデジタルカメラでは初めて、画素数を落として転送速度を上げるクロップなしでの4K動画撮影が可能になっており、レンズの画角を生かした撮影を行える。
高速連写は最大30.0コマ/秒が可能なので、シャッターチャンスを逃すこともない。さらに、「縦位置情報の付加」機能により、カメラを縦位置で撮影した動画でも、スマートフォンやPCで、自動的に縦位置での再生ができる。
レンズには大口径で明るい光学4.2倍ズームレンズを採用。9枚羽根の虹彩絞りにより、ボケ味や光芒など、撮影者が狙ったとおりの美しい表現が可能だ。
『PowerShot G7 X Mark III』ではWi-Fiに接続するだけで、カメラ本体のみでYouTubeでのライブ配信を行うことが可能だ。事前に同社のCANON iMAGE GATEWAYへの登録が必要なほか、YouTubeのライブ配信規定を満たしている必要があるが、カメラだけで動画のライブ配信ができれば、効率的かつ効果的な広報活動ができるだろう。
撮影したデータをすぐに活用したいのは、動画をライブ配信するシーンだけではない。撮影した静止画をすぐにブログなどにアップロードしたり、SNSを通じた広報に利用したりする場合など、リアルタイム性を重視した広報活動を行う場合には、Wi-FiやBluetoothなどのネットワーク連携機能が役に立つだろう。
また、「撮影画像自動送信」機能を利用すれば、撮影した4K動画をフルHD動画に自動変換してスマートフォンに送信することが可能だ。送信時間の短縮だけでなく、送信データをスマートフォンで再生できる形式に変換しているので、手間をかけることなくSNSなどへの動画投稿が可能になる。
型番 | PowerShot G7 X Mark III |
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撮像素子 | 【カメラ部有効画素数/総画素数】 約2,010万画素※1/約2,090万画素 【サイズ・タイプ】 1.0型 高感度CMOS(積層型) |
露出制御 | 【測光方式】 評価、中央部重点平均、スポット 【露出補正】 ±3段(1/3段ステップ) 【ISO感度】 (推奨露光指数) オート、ISO 125~12800(拡張25600) |
インターフェイス | 【有線】 USB Type-C HDMIコネクタータイプD 外部マイク入力端子 【Wi-Fi】 対応 【Bluetooth®】 Bluetooth low energy 技術 準拠規格:ver.4.2 伝送方式:GFSK変調方式 |
電源 | 専用リチウムイオン充電池(NB-13L)[充電時間:約130分] |
大きさ(W×D×H・CIPA準拠) | 約105.0×約41.4×約60.9mm |
質量(CIPA準拠/本体のみ) | 約280g |
※1 画像処理により画素数が減少することがあります。