4K試験放送の受信・録画に対応したレコーダー
シャープ TU-UD1000

「4K」は、画面解像度が3,840×2,160の高画質な動画規格。国内では、6月よりNexTV-Fからテレビへの試験放送が始まっており、スポーツやミュージシャンのライブといった番組が放送されている。これに対応したHDDレコーダーが、シャープの『TU-UD1000』だ。同社の4K放送対応テレビと接続して使うことで、「Channel 4」の視聴環境がととのえられる。今後の4K放送の展開に備えたい映像関連企業にご提案いただきたい。

優秀な検索機能を利用して録画した膨大な番組から情報を抽出
現行ハイビジョンの4倍の高画質をたっぷり録画
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『TU-UD1000』は、業界初となる4K試験放送の受信・録画・再生に対応したレコーダーだ。専用のチューナーを搭載しており、同社の4K対応TV「AQUOSクアトロン プロ(XL10ライン)」などの、HDMI2.0/HDCP2.2対応テレビとの組み合わせで、3,840×2,160の高解像度放送を60pで再生できる。レコーダーとしては光学ドライブ非搭載で、内蔵の1TBのHDDに4K放送を約53時間、放送のままのクオリティの高画質で録画できる。なお、放送の受信には、別途スカパー!プレミアム対応アンテナを用意して、スカパー!に視聴申し込みを行えばいい。

まだ試験放送ということで番組の数は少ないが、次世代の映像を資料として残せるのは、映像関連の企業にとって大きなメリットとなるだろう。

通常のレコーダーとしても便利な機能を多数搭載

『TU-UD1000』には4Kの専用チューナー以外にも、地上/BS/110度CSデジタルチューナーが2系統搭載されているので、通常のデジタル放送も録画できる。機能も充実しており、最大で12倍の長時間録画モードでも、2番組同時録画が可能だ。4K放送には対応していないが、外付けHDDへの録画も可能となっているので、4K放送と通常放送を別々に録画して、住み分けさせるといった使い方もできる。また、スマートフォンとの連携機能も豊富で、専用アプリを利用して、出先から録画予約したり、音声でレコーダーを操作し、番組検索をしたりできる。通常番組に限り、録画した番組をスマートフォンに転送して再生することも可能だ。

『TU-UD1000』は最新の規格に対応しつつ、現行放送のレコーダーとしても優秀だ。同社の対応テレビとあわせたご提案をしていただきたい。

主な仕様
型番 TU-UD1000
チューナー 地上デジタル放送×2(CATVパススルー対応)、BSデジタル放送×2、110度CSデジタル放送×2、スカパー!プレミアムサービスチューナー×1
HDD容量 1,000GB
映像記録方式 H.265/HEVC/MPEG2-TS/MPEG-4 AVC/H.264
音声記録方式 MPEG2(AAC)/ドルビーデジタル2ch
HDD録画時間 4K試験放送:約53時間
スカパー!ハイビジョン番組:約232時間(約126時間~約290時間)
地上デジタルハイビジョン番組(高画質):約126時間
BSデジタルハイビジョン番組:約89時間
ハイビジョン長時間画質(H.264):約179~1,078時間(2~12倍モード)
端子類 HDMI×1(HDMI2.0規格に準拠 コンテンツ保護規格HDCP2.2対応)、USB×3、LAN×1(1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T)
消費電力(待機時消費電力) 約36W(一発起動(クイック起動)設定「しない」、BS・110 度CS デジタルアンテナ電源供給切、本体時計表示切、BS・110 度CS デジタルアンテナ出力切、地上デジタルアッテネーター入時の待機時:約0.55W、エコモード時:約0.35W)
外形寸法(W×D×H) 430×236×68mm(突起部含まず)
質量 約3.3kg

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