2019年10月1日から、消費税軽減税率制度が実施される。これに伴い、軽減税率対象商品を扱う店舗では、複数の税率に対応できるレジスターが必要となる。こうした負担に政府は補助金で支援をしており、レジ購入費用の3分の2を還付するとしている。カシオ計算機の『TE-400』は補助金対象の高機能レジスター。新たな税率にもユーザー設定で対応でき、リプレース特需に応える製品だ。

『TE-400』は、2019年10月1日から始まる消費税軽減税率対策の補助金対象レジスターだ。軽減税率対策補助金の指定メーカーでもあるカシオ計算機の製品で、2018年1月31日までに申請すれば購入金額の3分の2が還付される(1事業者あたり200万円まで)。同製品も2種類の消費税率に対応可能で、導入後もユーザー自身で簡単に消費税率の変更ができる。
本体はドロア込みで幅330mm、奥行き360mm、高さ198mmとコンパクト。さらに本体とドロアを分離した設計がなされており、自由な設置を可能としている。液晶画面は漢字・ひらがな・カタカナ表示に対応したバックライト付き2段式大型液晶を採用。照明を落とした店内でも視認性を確保できる。また、本体背面にはオン・オフ設定付きの客用表示器も搭載している。ヨコ型の領収書をワンタッチで発行できるほか、クーポン券の印刷も可能と、出力機能も充実。オプションで店名スタンプを作成し、レシートや領収書に印字することもできる。
SDカードスロットも備えており、SDメモリーカードに売上データを保存して活用できる。売上の集計機能も豊富で、日計の明細から期間を区切っての集計、商品別・時間帯別の集計など、さまざまな角度から売上状況を確認可能だ。担当者別の売上げ集計や売上構成比計算もでき、店舗のより効率的な運営に力を発揮する。
同社のサービス「HANJO会計」とも連動可能。これは飲食店経営者向けにカスタマイズされた会計サービスで、確定申告用の領収書処理、クレジットカードの支払処理などを簡単に仕訳できる。精算レポートに印字された二次元コードを介して、レジの売上データを転送し、入力の手間を軽減することが可能だ。
来る消費税法改正を控えて、レジのリプレースを迫られる事業者に『TE-400』は格好の製品だ。
製品名 | TE-400-WE(ホワイト) TE-400-RD(レッド) TE-400-SRL(ライトシルバー) TE-400-BK(ブラック) |
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キーボード部 | ストロークキー方式 2キーロールオーバー |
表示部 | 【本体表示】 2段式液晶表示(LEDバックライト付き) [上段] 日本語表示(16×128 ドット、漢字・平仮名・カタカナ・英数字)、桁数:半角12桁/全角6桁 [下段] 数値表示(7セグメント)、10桁 【客用表示】 背面固定、LED7セグメント、桁数:8桁、表示のOFF 設定 |
印字部 | サーマルプリンター方式 【印字速度】 約14桁/秒 【印字桁数】 24桁 【記録紙】 紙幅58mm、外径80mm以下の感熱紙(サーマル紙)/フォント:24×24ゴシック |
最大登録桁数 | 置数・預かり金10桁 登録7桁 合計10桁 |
電卓機能 | 加減乗除計算 最大計算桁数:置数10桁 答10桁(負数の場合は9桁) |
ドロア | 紙幣3種・硬貨6種(コイントレー取外し可、コイン仕切可変) ドロアロック錠付き 分離型ドロア |
メモリー保護 | 単3アルカリ乾電池×2本(別売)使用 記憶保持 約1年 電池寿命 約1年 |
電源 | AC100V±10V 50Hz/60Hz |
消費電力 | 動作時最大8W |
外形寸法(W×D×H) | 330×360×198mm(ドロア含む) 219×293×104mm(本体のみ) |
質量 | 約4.7kg(ドロア含む) 約2.2kg(本体のみ) |