簡単な操作で10%と8%の二つの税率計算が行える
カシオ計算機 DF-200RC

今年10月から導入が予定されている軽減税率では、対象品目を取り扱う小売店や卸業者、テイクアウトに対応した飲食店や個人事業主などが、煩雑な計算に対応する必要がある。新たにレジを導入したり、既存のレジをこの機会にリプレースしたりする場合もあるだろうが、経費はなるべく抑えたいというのが事業者の正直な気持ちだろう。コストと手間を抑えながら軽減税率に対応するために、ぜひ「軽減税率電卓」を活用して欲しい。

二つの税率キーと税計算合計機能が、煩雑な軽減税率計算の手間を削減
表示パネル・文字サイズともに従来モデルよりも大きく、傾斜があってとても見やすい。内蔵電池により、計算途中で光がさえぎられても内容を保護してくれる
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カシオ計算機の『DF-200RC』は軽減税率の計算が簡単に行える電卓だ。「税込1」キーには10%、「税込2」キーには8%の消費税が予め設定されていて、商品などの金額を入力するたびにいずれかのキーを押すことで、二つの税率が混在する計算を同時に行うことができる。「税計算合計」キーを押すことで税込金額合計、もう一度押すことで税抜額合計、さらに押すと税額合計が表示される。

また、「税込1」キーを押せば、10%の対象となる税込金額、税抜額、税額が順に表示される。「税込2」キーを押せば、同様に8%対象となる各合計が表示される。一度の入力で軽減税率の計算に必要な数字をすべて計算・表示することが可能なので、計算の手間を大きく低減することが可能だ。

インボイス制度に必要な合計額をワンタッチで表示できる

税込金額、税抜額、税額の合計と税率ごとの金額を表示できる『DF-200RC』は、適格請求書等保存方式(インボイス制度)に必要な請求書などを作成する際にも便利に利用できる。インボイス制度の導入は2023年10月から実施予定だが、煩雑な書類を作成するためには、事業者や従業員が手続きに慣れ、計算に習熟するための移行期間を設けることが有効だ。将来的にはインボイス制度に対応したレジなどを導入するとしても、予め電卓による計算に慣れておくことで、制度の移行時にはトラブル無くスムーズに対応することができる。

なお、同製品はデスク上で使用することを想定したデスクタイプのモデルだが、本体幅がスリムで軽量化されたジャストタイプモデル『JF-200RC』も用意されている。携帯して使用するシーンや、カウンターなどの狭い場所で使用する場合には、こちらのモデルをおすすめしていただきたい。

CASIO 軽減税率電卓 プロモーションビデオ

主な仕様
型番 DF-200RC-N
電源種類 TWO WAY POWER(CR2032)
電池数 1
電池寿命 約7年
サイズ(W×D× H) 179×126×30.9mm
質量 180g

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