クライアント端末を取付け可能な液晶モニター
EIZO EV2455-PX

仮想デスクトップ市場が伸びている。その理由は、セキュリティの確保、多様化する業務形態への対応、災害時の事業継続性の確保など、さまざまだ。そのほか、運用・管理コストの削減も市場拡大の一因として挙げられる。サーバーの高性能化やネットワークの広帯域化によって、実用に耐える仮想デスクトップ環境も、近年の技術開発により成熟期を迎えている。仮想デスクトップ環境導入の際には、最適なモニターもあわせて提案していただきたい。

幅広い画面位置の調整範囲と、高い転倒安全性を同時に実現
従来のモニターに、クライアント端末を取り付けることが可能になった新モデル。クライアント端末装着時の転倒安全性も確認済み。
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EIZOの『EV2455-PX』は「FlexScan」シリーズにラインアップされた24.1型の仮想デスクトップ環境に対応した液晶モニターだ。従来は仮想デスクトップ環境を構築する際にクライアント端末を設置するためのスペースが必要だったが、同製品ではクライアント端末を設置するための機構を本体背面に搭載しているので、デスク上のスペースを最大限に有効活用できるようになっている。

薄型化と軽量化が進む液晶モニターにクライアント端末を搭載する場合、心配になるのが転倒安全性だ。同製品では転倒角試験を実施しており、転倒角を10.5°以上確保していることが実証されている。地震や衝撃に対してある程度の備えがあることは、事業継続性を高める点においても十分な配慮といえるだろう。

シンプルなデザインと複数の取り付け方法で、多彩なシーンで設置・活用できる

『EV2455-PX』の液晶モニターとしての基本性能もチェックしておきたい。同製品は同社従来機種と比較して、フレーム部の60%以上のスリム化を実現している。ビジネス用途で珍しくなくなったマルチモニター構成でも画面の継ぎ目が目立たず、視線移動が途切れないので、ストレスを抑えて効率的な業務の遂行をサポートしてくれる。また、「自動調光機能」と紙に似た質感を表示する「Paperモード」で、一般的なオフィス環境と比べたブルーライト量を73%削減してくれる。画面のちらつきも一般的なLEDモニター比で74%カットしてくれるので、目に優しい環境で長く使い続けることが出来る。

さらに、アーム取付けや壁掛けができるVESA取付けに対応しているので、デスクでの利用のほか、プロモーションや広報などの用途にも利用できる。
そのほか、画面サイズやパネル方式が異なる『EV2450-PX』『EV2416W-PX』『EV2316W-PX』『EV2116W-APX』も、仮想デスクトップ環境対応モデルとしてラインアップされているので、導入先に合わせた製品を提案していただきたい。

主な仕様
型番 EV2455-PX
キャビネットカラー ブラック、セレーングレイ
パネルサイズ 61 cm(24.1)型(可視域対角61.1 cm)
パネル種類 IPS(ノングレア)
推奨解像度 1,920×1,200
表示面積 (横×縦) 518.4×324.0mm
視野角(水平/垂直、標準値) 178 ゜/178 ゜
コントラスト比(標準値) 1000:1
輝度(標準値) 300cd/m2
応答速度(標準値) 5ms(中間階調域)
消費電力 最大消費電力:49W
標準消費電力:13W
節電時消費電力:0.3W以下
待機時消費電力:0.3W以下
外観寸法(横表示・W×D×H) 530.8×157.0×391.3mm
本体質量 約6.7kg
保証期間 お買い上げの日から5年間※1

※1 使用時間30,000時間以内に限ります。

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