手袋でも操作可能なフルフラットマルチタッチモニター
EIZO FDF2121WT

タッチパネルの活用シーンは多岐にわたる。企業や公共施設のインフォメーションカウンターや、図書館の蔵書検索、メンテナンス要員の入力端末など、枚挙にいとまがない。工場の生産ラインなどでも使用されているが、精密機械や食品を製造する場合、職員が手袋を装着している場合が多い。そこでおすすめしていただきたいのが、手袋のままタッチ操作が可能なEIZOのタッチモニター『FDF2121WT』だ。過酷な環境でも耐えられる同製品なら、より広い現場で選定候補の上位に挙がるに違いない。

手袋でもタッチ操作が可能な方式を採用。高い耐久性と耐環境性で活用シーンが広がる
ベゼルと液晶面に段差のないフルフラットデザインを採用。映り込みの防止や指紋残りを防ぐ加工も施されている。
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EIZOの『FDF2121WT』は、21.5型のマルチタッチモニターだ。2点マルチタッチに対応しているので、拡大・縮小や回転などの操作が簡単に行える。タッチ検出方式には超音波表面弾性波(SAW)方式を採用しているので、手袋を装着したままでもタッチ操作を行うことが可能だ。静電容量式のタッチモニターの場合、手袋を装着したままタッチ操作を行おうとすると、静電発生機構を搭載したスタイラスペンを使用する必要がある。しかし、同製品であればその必要が無いため、現場でも効率的に操作することが可能だ。

タッチ面には表面硬度7 Mohsの耐久性に優れた素材を採用し、動作温度範囲0〜40℃、動作湿度範囲20〜90%R.H.までに対応している。公共施設から生産ラインまでの幅広いシーンで活用することが可能だ。

フルフラットデザインや内蔵電源など、現場を考慮したデザインを導入

『FDF2121WT』には、現場での使用を想定した工夫が随所に取り入れられている。ベゼルとタッチ面に段差のないフルフラットデザインを採用することで、画面の隅でもベゼルがじゃまになることなく、しっかりとタッチすることが可能だ。さらに、チルト角を無段階に調整可能なスタンド機能を搭載しているので、作業しやすい角度で、閲覧やタッチ操作を行える。

また、電源を内蔵しているため、ACアダプターを必要としない。シンプルな配線を実現したスッキリとした作業場所であれば、生産性や安全性の向上が期待できる。同製品はスタンドアローンで使用することができるモデルだが、検査装置などへの取り付けにも配慮されたフリーマウントモデルもラインアップされているので、用途に応じて提案していただきたい。

主な仕様
型番 FDF2121WT:標準仕様
FDF2121WT-F:フリーマウントモデル
キャビネットカラー セレーングレイ
パネルバックライト LED
パネルサイズ 54.7 cm(21.5)型
推奨解像度 1,920×1,080
表示領域 (横×縦) 476.6×268.1mm
表示色 約1,677万色:8bit対応
視野角 170 ゜/160 ゜
輝度(標準値) 240 cd/m2
コントラスト比 1,000:1
応答速度(標準値) 5ms(黒→白→黒)
タッチパネル対応OS Windows 8.1(64-bit、32-bit)/Windows 8(64-bit、32-bit)/Windows 7(64-bit、32-bit)
外観寸法(横表示・W×D×H) 533×89~401.5×139~347.5mm
重量 約6.5kg
保証期間 お買い上げの日から3年間

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