「人センサー」搭載で消費電力を最大80%カット
フィリップス 240B4QPYEB/11

液晶モニターの高画質化はとどまるところを知らないが、ビジネスや文教分野で日常的に使用するのであれば、常に最高画質が必要になるシーンは少ないだろう。むしろ、省エネルギー性能やユーザーの負担を減らす機能が重要になる。環境への取り組みは、今や企業の社会的な責任でもあり、その成果は社会にアピールしていく必要がある。また、ユーザーの負担軽減は、生産性の向上につながり、長い目で見て企業のメリットになる。

PowerSensorと0ワットハードスイッチで、確実な消費電力削減を実現
「SmartErgoBase」の採用により、モニターの高さ、回転、傾きなどを自由に調整することができる。
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フィリップスの『240B4QPYEB/11』は、24型、WUXGA(1,920×1,200)の液晶モニターだ。注目したいのは、二つの省エネルギー機能。その一つめは人感センサー「PowerSensor」の搭載で、赤外線信号の送受信により、ユーザーの在席を確認する機能だ。ユーザーが離席しているときには自動的にモニターの輝度を低下させ、最大で消費電力を80%まで削減することができる。また、輝度抑制によるモニター寿命の延長も同時に実現している。

二つめの省エネルギー機能は、「0ワットハードスイッチ」だ。これは、AC電源とモニター内の回路を完全に遮断するもので、消費電力を完全にゼロにすることが可能だ。コンセントを抜くことなく待機電力をゼロにできるので、手軽で確実な省エネルギー活動を可能にしてくれる。このほか、温室効果ガスの削減にも貢献するEPEATゴールド認定を取得しており、環境に優しい製品となっている。

人間工学に基づいた負担軽減が可能な、「SmartErgoBase」を採用

同製品は、ユーザーの負担軽減についてもさまざまな配慮が施されている。その一つが、ユーザーがもっとも見やすい位置にモニターを調整できる「SmartErgoBase」の採用だ。このモニターベースによって、ユーザーはモニターの高さ、回転、傾きなどを自由に調整することができ、負担の少ない位置で作業に集中することが可能になる。特に、モニターを使用する際に、長時間の作業による肉体的な疲労を軽減することによりユーザーには嬉しい機能になるだろう。また、用途に合わせて最適なコントラスト、彩度などを調整してくれる「SmartImage」機能が搭載されている。ボタン一つの操作だけで、オフィス、写真、映画といった各モードへの切り替えが可能なので、ストレスなく最大限のディスプレイパフォーマンスを実現できる。

企業の環境への取り組みのPRにも繋がる、ユーザーと地球環境にやさしい『240B4QPYEB/11』の導入を提案していただきたい。

主な仕様
型番 240B4QPYEB/11
液晶パネル PLS 液晶
最適分解能(60Hzの場合) 1,920×1,200
有効表示領域 (横×縦) 518.4×324mm
ピクセルピッチ 0.270×0.270mm
表示色数 1,670万色
表示角度(C/R>10の場合) 左右:178°
明るさ 250cd/m²
コントラスト比(標準値) 1,000:1
応答時間(標準値) 15ms
信号入力 DisplayPort 1.2
DVI-D(デジタル、HDCP)
VGA(アナログ)
USB USB2.0x 2
電源 内蔵
100~240VAC、50~60Hz
消費電力(代表値) ECOモード:17.4W
通常動作時:22.3 W(EnergyStar 6.0 テスト方式)
スタンバイモード:0.3W未満
外形寸法(W×D×H・スタンドあり・最大高さ) 555×244×550mm
重量(スタンド使用時) 6.90kg

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