10点マルチタッチとスタイラスペンで快適に操作できる
EIZO FDF2382WT

「適材適所」はIT機器にも当てはまる言葉だ。しかし、管理する側の立場から考えると、部門ごとに最適な機種を用意した結果、管理する機種が増えすぎるのは避けたい。機種が増えれば、導入時の設定だけでなく、運用中も設定の変更やアップデートを別々に管理する必要が出てきてしまう。それを避けるためには、どの部門でも利用できる汎用性の高いモデルを選択したい。タッチパネルなどの活用例の多い機器を統一できれば、管理の手間も大幅に削減できる。

ペン入力やパームリジェクション機能が、誰にでも快適な操作を実現
写真は『FDF2382WT-LGY』。10点マルチタッチに対応し、複数人の同時書き込みに対応するタッチモニター。公共施設での案内パネルや、オフィスでの議事の記入など、幅広く活用できる。
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EIZOの『FDF2382WT』は、23型ワイド画面のタッチパネル液晶モニターだ。タッチ方式はドラッグやフリックなどの操作に適した投影型静電容量(PCAP)方式を採用している。従来モデルでは5点だったマルチタッチは10点に強化され、より多くの同時書き込みに対応できるようになっている。また、市販のアクティブ方式のスタイラスペンによる入力も可能なので、細かな文字や図の入力も容易に行える。PCAP方式は手袋によるタッチ操作には適さないが、アクティブ方式のペンを利用すれば、手袋が必要なシーンでもタッチ操作が可能になる。

便利なマルチタッチ機能とあわせて、誤動作を防ぐ「パームリジェクション機能」が搭載され、指やペン以外がタッチパネルに接触した場合にタッチを無効化してくれる。手のひらを画面に付けた状態でもペンや指先のみが反応してくれるので、タッチパネルの操作に慣れていないユーザーでも確実な操作を実現できる。クリエイティブな業務を行う部門や、操作ミスを避けたい会議室のモニターとしても有用だ。

ユーザーや活用シーンに合わせて、15度から70度まで角度調整が可能

『FDF2382WT』は、レイドバックスタンド付属モデルと、スタンドなしモデルがラインアップされている。スタンドありモデルは15度から70度まで角度調整が可能。オフィスや会議などで使用する際には15度で、受付カウンターなどでタッチ操作を行う場合には70度で、といったように使い分けることができる。設置スペースが限られている場合には、スタンドなしモデルでアーム取り付けや壁掛けによる自由な角度づけが可能だ。パネルにはどの角度からでも見やすいIPSパネルを採用しているので、複数のユーザーがさまざまな角度から見る場合でも、ストレスを感じることは少ないだろう。

ユーザーや活用シーンを選ばず、3年間保証もついている同製品を、タッチパネルの一括導入やリプレースの際の選択肢の1つとして提案していただきたい。

主な仕様
型番 FDF2382WT-LGY:レイドバックスタンドあり、セレーングレイ
FDF2382WT-LBK:レイドバックスタンドあり、ブラック
FDF2382WT-FGY:スタンドなし、セレーングレイ
FDF2382WT-FBK:スタンドなし、ブラック
パネル種類 IPS
パネルバックライト LED
パネルサイズ 58cm(23.0)型
推奨解像度 1,920×1,080(アスペクト比16:9)
表示領域(横×縦) 509.2×286.4mm
表示色 約1677万色:8-bit対応
視野角(水平/垂直、標準値) 178°/178°
輝度(標準値) 260cd/㎡
コントラスト比(標準値) 1,000:1
タッチパネル方式 投影型静電容量(PCAP)方式
タッチパネル対応OS Windows 10/8.1/7(64-bit、32-bit)
映像入力端子 DVI-D 24ピン×1(HDCP対応※)、DisplayPort×1(HDCP対応※)、D-Sub 15ピン(ミニ)×1
電源入力 AC 100-240V、50/60Hz
最大消費電力 42W
標準消費電力 14W
節電時消費電力 0.7W以下
待機時消費電力 0.7W以下
動作環境条件温度 5~35℃
動作環境条件湿度(R.H.、結露なきこと) 20~80%
外形寸法(横表示・W×D×H) 556.7×216.3~401.3×143.9~353.9mm
質量 約6.6kg
保証期間 お買い上げの日から3年間

※ AV機器との接続はサポートしておりません。

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