アプリを活用する場合、デスクトップの領域は広いに越したことがない。複数のウィンドウを開く場合、一般的なフルHD(1,920×1,080)モニターでは狭く感じるので、できればもうワンサイズ上の解像度が欲しいところだ。アイ・オー・データ機器の『LCD-MQ241XDB』は、フルHDの約1.8倍となるWQHD(2,560×1,440)解像度に対応したディスプレイだ。ドットピッチが一般的なノートPCと同等に設計されており、無理のない文字サイズで多くの情報を表示できる。
スプレッドシートやデザイン系ツールを快適に使用するには、広いデスクトップ領域が必要だ。一般的なフルHD(1,920×1,080)では狭く感じるが、かといって4K(3,840×2,160)の場合、業務用PCで一般的な24〜27型モニターでは文字が小さくなり、かえって閲覧しにくくなる弊害がある。そこで近年注目を集めているのが、『LCD-MQ241XDB』のようにWQHD解像度(2,560×1,440)に対応したディスプレイだ。画面サイズは23.8型と、解像度に比べて小さめだが、ドットピッチが一般的な13.3型ノートPC(表示解像度1,366×768)と同程度に設計されている。このため、見慣れた文字サイズで読みやすく、そのうえでより多くの情報を表示することができる。
画質面も秀逸で、パネルには広視野角のADSを採用し、ななめから見ても安定した映像を視聴できる。超解像技術により、低解像度の画像も鮮明に表示することが可能だ。快調と色調を補正しメリハリのある絵作りができる「エンハンストカラー」や、映像の明暗を自動で判別し最適な明るさに調整する「CREX」機能もあり、利用シーンにベストマッチした視聴が可能となっている。
バックライトのちらつきを抑えるフリッカーレスや、目の疲れの原因とされる青色光を低減するブルーリダクション機能など、ストレスフリーな設計も施されている。また、厚労省のガイドラインに適合した作業環境を整えるための「VDTモード」も搭載。適切な姿勢の指導や、一定時間ごとに休憩を促すといった表示がされることで、連続作業を意識して避けるよう環境を整えられる。
そのほか、入力端子もHDMI3基/DisplayPort1基と豊富で、PCのみならずレコーダーなど各種映像機器を接続し、共用モニターとして使用することもできる。汎用性の高いデュアルディスプレイ用モニターとして、『LCD-MQ241XDB』をおすすめいただきたい。
型番 | LCD-MQ241XDB |
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対応機種※1 | Windowsパソコン、Mac |
パネルタイプ | TFT23.8型ワイド LED/非光沢パネル/ADSパネル |
最大表示解像度 | 2,560×1,440 |
画素ピッチ(mm×mm) | 0.2058(H)×0.2058(V) |
表示面積(mm×mm) | 526.848(H)×296.352(V) |
最大表示色 | 1,677万色 |
視野角度 | 上下:178° 左右:178° |
最大輝度 | 300cd/㎡ |
コントラスト | 1,000:1 |
応答速度 | 14ms[GTG](オーバードライブレベル1設定時:約8ms[GTG]/オーバードライブレベル2設定時:約5ms[GTG]) |
映像入力端子 | HDMI×3、DisplayPort、USB(メンテナンス用) |
消費電力 | 最大時:37W 通常使用時(オンモード):18.7W 年間消費電力量:59.0kWh 待機時:0.3W |
使用温度条件 | 0~40℃(収納時:-20~60℃) |
使用湿度条件 | 20~80%(結露なきこと) |
外形寸法(W×D×H・スタンドあり) | 541×210×408mm |
質量(スタンドあり) | 4.1kg |
保証期間 | 5年間※2 |
※ 外観及び仕様は、改善のため予告なく変更することがあります。
※ 年間消費電力量の算出方法は国際エネルギースタープログラム基準に基づき算出。
年間消費電力量(kWh)=(0.35×PON+0.65×PSLEEP)×24×365/1,000
※1 TFTカラー液晶パネルは特性として表示面上に黒点(点灯しない点)や輝点(点灯したままの点)がある場合があります。これは故障あるいは不良ではありません。予めご了承ください。
※2 パネル、バックライトを含む。ただし、使用時間は30,000時間以内に限る。使用時間とは、画面が点灯している状態の積算時間です。スタンバイ時や電源オフ時は、使用時間に含まれません。