近年、ワイドディスプレイといえばフルHD(1,920×1,080)解像度の製品が主流となっている。これは地デジ化によって一般化された16:9の映像に合わせたものだが、ビジネスシーンでは書類などを表示するときに縦幅が足りず、不便に感じることも多い。EIZOの24.1型液晶ディスプレイ『EV2430』は、16:10のWUXGA(1,920×1,200)解像度。フルHDと比較してデスクトップを広くとれるため、作業環境を快適にできる。
『EV2430』は24.1型のワイド液晶ディスプレイ。WUXGA(1,920×1,200)解像度を採用している点が大きな特長だ。縦横比が16:10となるため、一般的な16:9のワイド映像を再生する場合は上下に黒帯が入るが、ビジネス用途では重宝する。現在主流となっているフルHD(1,920×1,080)解像度よりも縦が120ピクセル長い分、ツールバーを下端に表示していてもA4コンテンツをフルに表示することが可能。書類の作成やWebの閲覧時にもスクロールの手間が減り、作業効率を高められる。もちろん、デスクトップ領域が広くとれる分、グラフィック系の作業にも有用だ。
液晶には広視野角のIPSパネルを採用。画面を見上げたり見下ろしたり、横からみたりしても色味の変化が少なく、画質を維持できる。複数人での閲覧やマルチディスプレイ環境にも適しており、公共スペースでの設置にも活用できる。
紙に似た風合いに画面を切り替えられる「Paperモード」を搭載するなど、疲れ目への対策機能も充実している。画面輝度を自動で調整する「AutoEcoView機能」を併用することで、文書ファイルや電子書籍も印刷物に似た環境で閲覧できる。ブルーライトも最大で約80%削減と、目への負担を大幅に抑えられる。蛍光灯の光などが映り込みにくいアンチグレア処理や、ちらつきをカットする調光方式の採用もあって、快適な視聴が可能だ。
入力端子はDVI-D、DisplayPort、D-Subに対応と、新旧のPCで使用可能。スピーカーやヘッドフォン端子も搭載しているので、最小限のスペースで音声のチェックなどができる。5年間の保証もあり、長期間安心して使える製品といえる。
製品名 | EV2430-BK(スタンドあり、ブラック) EV2430-GY(スタンドあり、セレーングレイ) |
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パネル | 種類:IPS(アンチグレア) バックライト:LED サイズ:61.1 cm(24.1)型 推奨解像度:1920×1200(アスペクト比16:10) 表示領域(横×縦):518.4×324.0 mm 画素ピッチ:0.270×0.270 mm 画素密度:94 ppi 表示階調:256階調 表示色:約1,677万色:8-bit対応 視野角(水平/垂直、標準値):178°/178° 輝度(標準値):300 cd/㎡ コントラスト比(標準値):1,000:1 応答速度(標準値):14 ms(中間階調域) 色域(標準値):sRGB相当 |
映像信号 | 入力端子:DVI-D 24ピン×1(HDCP対応※1)、DisplayPort×1(HDCP対応※1)、D-Sub 15ピン(ミニ)×1 デジタル走査周波数(水平/垂直):31~76 kHz/59~61 Hz アナログ走査周波数(水平/垂直):31~76 kHz/55~61 Hz 同期信号:セパレート |
USB | 機能:USBハブ×2 規格:USB 2.0(480Mbps) |
電源 | 電源入力:AC 100-240 V、50/60Hz 最大消費電力:36W 標準消費電力:12W 節電時消費電力:0.3W以下 待機時消費電力:0.3W以下 |
外形寸法(W×D×H、横表示、スタンドあり) | 552.5×233×368~499mm |
本体質量(スタンドあり) | 約6.7kg |
保証期間 | お買い上げの日から5年間※2 |
※1 AV機器との接続はサポートしておりません。
※2 使用時間30,000時間以内に限ります。詳細はメーカーサイトをご覧ください。