バーコードからOCRまで対応するハンディスキャナー
ハネウェルジャパン Xenon 1900g/1902g

小売や物流、医療などの現場で使用されているハンディスキャナーは、幅広いシーンでの活用が期待される。農業分野では、作物の育成状態や家畜の飼育履歴などの記録や管理ツールの一つとして、ハンディスキャナーの導入がすでに始まっている。飲食店やイベントなどのオンライン予約と連携することで、スムーズな接客も可能になる。OCR機能を搭載したスキャナーであれば、バーコードなどを使わないシステム構築を視野に入れることも可能だ。

1次元バーコード、2次元コードに加え、OCRによる読み取りにも対応
同社独自のバーコード解読技術を搭載したハンディスキャナー。1次元バーコード、2次元コードから、OCRによる文字認識まで、高い精度で読み取りを実現。
写真拡大

ハネウェルジャパンの『Xenon(ゼノン) 1900g』と『Xenon 1902g』は、多彩な読み取り機能を搭載したハンディスキャナーだ。1次元バーコード、2次元コードだけでなく、OCRによる文字の読み取りにも対応しているので、システム設計の自由度が高い。文字情報であれば、バーコードなどの画像データを利用する必要もなく、万一、読み取りエラーが出た場合でも、ユーザーが手入力することが可能だ。

本体にはトリガが搭載されており、トリガを引くことで読み取りモードを変更することができる。さまざまな読み取り対象に対応したい場合でも同製品一つで対応できるので、設備コストと担当者の管理負担を減らすことができる。また、HD(高密度)、SR(標準レンジ)、ER(拡張レンジ)の3つの焦点オプションが用意されているので、作業環境に合わせて最適な焦点を選択することが可能だ。読み取りエラーが頻発して、ユーザーや顧客をイライラさせるといった事態を防止できる。

Bluetoothによるワイヤレス利用が可能。ハンディスキャナーの活用シーンを広げる

『Xenon 1900g』にワイヤレス機能が加わった『Xenon 1902g』であれば、より自由に活用することが可能になる。通信距離は約10mで、1つの通信ベースに対して、最大で7台の同製品を接続することができる。イベントでの受付や物販などで複数台を使用したいときには有用だ。ケーブルレスであれば工場や圃場、畜舎など使用する場合でも、ケーブルがじゃまになることはない。バッテリーも最大で14時間の連続稼動が可能で、IP41に準拠した耐衝撃性能も備えているので、持ち歩いて使用する際にも安心だ。

ほかにも、スキャナーとスタンドが一体化したラチェットモデル、高い読み取り精度を実現するレーザーエイマーモデルなど、多彩なオプションモデルをラインアップ。業務の効率化やサービス向上の強力なツールとして、ハネウェルジャパンの『Xenon 1900g/1902g』をご提案いただきたい。

主な仕様
製品名 Xenon 1900g(有線モデル)
Xenon 1902g(無線モデル)
入力電圧 【スキャナー】
有線モデル:4.0~5.5VDC

【通信充電器】
5W (1A@5V)
動作電力 【スキャナー】
有線モデル(モノクロ):2.35W (470mA@5.0V)
有線モデル(カラー):2.45W(490mA@5.0V)

【通信充電器】
5W (1A@5V)
温度 【スキャナー、通信充電器】
0 ~ 95% 結露無きこと
無線範囲 【スキャナー、通信充電器】
2.4~2.5GHz(ISMバンド)
AFH(Adaptive Freaquency Hopping)方式
Bluetooth V2.1 Class 2 10m(見通し線)
データレート(転送レート) 【スキャナー、通信充電器】
1Mbit/秒まで
読取回数 1回の完全充電で最多50,000件
想定稼働時間 14時間
想定充電時間 【スキャナー、通信充電器】
5時間
移動読取 610cm/秒(最適焦点で0.33mm UPSバーコードを読み取った場合)
スキャン角度 HD(高密度):水平41.4°、垂直32.3°
SR(標準):水平42.4°、垂直33°
ER(拡張):水平31.6°、垂直24.4°
読取シンボル 1次元バーコード、2次元コード、郵便コード、OCRフォント(追加ライセンスオプション)
外形寸法(W×D×H) 【スキャナー】
71×160×104mm

【通信充電器】
102×81×132mm
質量 【スキャナー】
有線モデル:147g
無線モデル:212.62g

【通信充電器】
179g
製品保証 有線モデル:工場出荷から5年間
無線モデル:スキャナー 工場出荷から3年間/バッテリーのみ 1年間

→カテゴリ一覧に戻る