−20〜60度までの温度環境に対応する産業用8ポートスイッチングハブ。35mmDINレール対応で、制御盤内の取り付けも容易だ。

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工場生産ラインの制御盤や工作機械には、多数の通信機器が利用されており、製造現場ではスイッチングハブのニーズが増大している。近年では機器をIoT化するために監視用機器を増設したり、システムの連携のために新たな通信経路を確保したりと、その傾向は強まっている。『SH-8008F』は、それら現場のニーズに応える100BASE-TX／10BASE-T対応ポートを8基備えた産業用スイッチングハブだ。放熱性に優れたメタル筐体の採用による動作温度範囲の広さが大きな特長で、−20〜60度まで対応。低温・高温を問わず、工場のような過酷な環境でも安定して稼働できる。

筐体は幅40mm、奥行き60mm、高さ90mmとコンパクトで設置しやすく、35mmDINレールにも対応。制御盤内にも容易に取り付けることができる。スイッチングハブの機能としては、Auto MDI/MDI-Xに対応。ストレートおよびクロスケーブルを自動判別し、結線ミスによる配線トラブルを回避できる。また、オートネゴシエーションにも対応しており、通信速度と通信モードの自動認識が可能だ。

電源は12-24のワイドレンジに対応。加えて電源コネクターはFG端子が装備されており、さまざまな電源環境で使用できる。また、2系統の電源配線が可能な点も見逃せない特長だ。1系統に電源トラブルが発生した場合でも、もう一方の電源で動作し続ける。また、ミスにより電源が逆配線されていた場合でも、正常に動作する安全設計がなされている。特に安定性と冗長性を求められる製造現場や工場では、重宝される仕様といえるだろう。

ファンレス構造で動作音も静粛、設置と配線もしやすいよう設計されている。製造現場のIoT化を推進するうえで有用な製品として、『SH-8008F』の導入をご提案いただきたい。