高速で動くバーコードも読み取れる定置型スキャナー
ハネウェルジャパン Solaris 7980g

スーパーやコンビニエンスストアなどでは、バーコードを読み取るシーンを見かけない日はない。小売業だけでなく、流通業や製造業でもバーコードの利用は不可欠だ。より多くの情報を記録できる二次元コードも普及しており、業務で活用する機会は今後も増えていくだろう。さらには、バーコードがない場合でも、印刷された文字そのものを読み取りたいというニーズもある。そこで活用したいのが、業務のさまざまなシーンに対応できるエリアイメージングスキャナーだ。

3.0m/秒で動いていても読み取りが可能。OCRフォントの読み取りにも対応
3.0m/秒の高速読み取りに対応した定置型スキャナー。1次元・2次元コードから、OCRフォントや郵便コードまで、多様なコードの読み取りが可能。
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ハネウェルジャパンの『Solaris(ソラリス) 7980g』は、コンパクトな筐体の定置型エリアイメージングスキャナーだ。本体サイズは幅152mm、奥行き85mm、高さ148mmと小型なので、店舗のカウンターや製造ラインなど、スペースの確保が難しい場所にも設置できる。

注目したいのは、毎秒3.0mの高速で動くバーコードでもしっかりと読み取れる点だ。連続して多数のバーコードを読み取る必要がある作業を行う際にはうれしい機能だ。もう一つの特長は、1次元バーコード、2次元コード、JANコードなどに加え、OCRフォントや郵便コードなど、多様なコードの読み取りに対応している点だ。加えて、バーコードなどの読み取り時に署名や押印を同時に読み取り、デジタル画像として保管することも可能。伝票などの管理の電子化にも利用できる。

プラグインやハンディスキャナーにも対応。さまざまなシーンで活用できる

『Solaris 7980g』は、プラグインアプリケーションを本体に搭載することが可能だ。活用シーンに合わせたアプリケーションを利用することにより、一層の業務効率化を実現できる。また、USBによる電力供給にも対応しているので、タブレット端末と組み合わせたPOSレジシステムの構築も容易だ。さらに、ハンディスキャナーを補助として接続できるので、読み取り対象が重かったり、大きかったりする場合でもストレスなくスキャン可能だ。

小型店舗・イベント時の臨時店舗でのPOSレジシステム、流通業や製造業での管理システム、イベントや飲食店などでのクーポンコードの読み取りなど、同製品の活用シーンは幅広い。プラグインアプリケーションの開発と合わせて、ソリューションとして提案していただきたい。

主な仕様
製品名 Solaris 7980g
入力電圧 スキャナー本体(補助スキャナーは含まない):5.0〜5.2V
電源:100~240V/50~60HZ
動作電流 400mA
待機電流 270mA
スリープモード時電流 210mA
電源アダプター出力電流 5.2/1.0A
ホストシステムインターフェイス USB、キーボードウェッジ、RS232、IBM 46xx(RS485)
補助ポート USB:補助スキャナー
EAS機能 Checkpoint Systems:RF EASアンテナ内蔵
Sensormatic:良好な読取確認
動作温度 0~40°C(32~104°F)
保管温度 -20~60°C(4~140°F)
湿度 5%~95%(結露なきこと)
対外乱光 100,000lux
読取パターン エリアイメージ(1,280×960ピクセルアレイ)
移動読取 3.0m/秒(118インチ/秒)(最高焦点で0.331mm UPCバーコードを読み取った場合)
読取角度 水平:42°
垂直:34°
読取シンボル 標準の1次元、PDF、2次元、OCRシンボルを読取可能
寸法(W×D×H) 152×85×148mm(5.98×3.35×5.83インチ)
重量 539g(19オンス)
製品保証 工場出荷日から3年間

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