産業用コンピューターに求められるスペックは業務によって異なる。コンテックでは用途に合わせて選べる機器をラインアップしており、最上位では第6世代のCore i7を採用した『BX-M1500-W19M02M05』を提供。高性能でありながらファンレス設計で、動作音は静かでメンテナンスも容易で運用しやすい。拡張性も高く、幅広い分野で活躍できる。
『BX-M1500-W19M02M05』は、Windows 10 IoT Enterpriseを搭載した、産業用のボックスコンピュータ®。CPUに省電力タイプながら高い演算・描画能力を備える、インテルのCore i7-6700TEを採用している点が大きな特長だ。メインメモリーも8GBと申し分なく、高いパフォーマンスを発揮してくれる。
拡張性も高く、1000BASE-Tが2基、USB3.1が4基、USB2.0が2基、RS-232Cが4基と、多彩なインターフェイスを搭載しており、多様な周辺機器を接続可能だ。映像出力はDisplayPortとDVI-Iに対応。スロットイン方式の2.5インチSATA ディスクスロットを使えば、デジタルサイネージ用途にも活用できる。このディスクスロットは、片方をシステムの起動用、もう片方をメンテナンスやシステムログの保存や運搬用といった使い方も可能で、柔軟に運用できる。
ケーブルの抜け防止金具や固定用結束バンドを用意するなど、運用面での安定性にも配慮して設計されている。CPUはスピンドルレス設計で、ファンによるほこりや異物の侵入を心配する必要がなく、経年劣化する部品の使用を極力抑えた設計とあわせて、保守点検業務の負担を大幅に軽減してくれる。
また、CPUがEmbeddedタイプで安定供給される点と、自社カスタマイズBIOSの採用により、BIOSレベルでのサポートが受けられる点も大きなメリットだ。ストレージへの不要な書き込みを禁止するライトフィルタ機能で、書き込み回数制限の不安や、意図しないシステム改変の恐れを解消してくれる設計もあり、安心して運用できるだろう。
製品名 | BX-M1500 |
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設置タイプ | デスクトップ ウォールマウント |
サポートOS | Windows 10 IoT Enterprise 64-bit |
CPUソケット | LGA1151 |
プロセッサ | Core i7-6700TE |
メモリー | 8GB |
RAS | ハードウェアモニター (温度・電圧) ウォッチドッグタイマー |
セキュリティ (TPM) | TCG TPM2.0 |
ディスプレイ | DisplayPort×1 DVI-I×1 |
LAN | 1000BASE-T×2 |
オーディオ | Line out×1 Mic-in×1 |
I/O | USB3.1 Gen1 (USB3.0)×4 USB2.0×2 RS-232C×3 RS-232C/422/485×1 |