搭載ボタンでパスワードロックできるUSBメモリー
アイ・オー・データ機器 ED-HB2シリーズ

USBメモリーは手軽で便利なストレージだが、業務で使うとなると紛失や盗難といったコンパクトさゆえの危険も多く、常にセキュリティのリスクがつきまとう。使用ルールを徹底するにも管理コストは侮れない。こうした問題を解消できるのが、アイ・オー・データ機器の『ED-HB2』シリーズだ。本体そのものにパスワードロック用ボタンが付いており、単独でロックのオン/オフができる。このためシステムや端末に依存せず、データをセキュアに取り扱うことが可能だ。

データを自動で暗号化するなど、多重のセキュリティでデータを保護
パスワード認証用の物理ボタンを搭載したセキュリティUSBメモリー。接続するPCのOSに依存することなく、幅広い機器で使用できる。
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『ED-HB2』シリーズは、セキュリティ機能を備えたUSBメモリーだ。4GB、8GB、16GBと容量が異なる3モデルがラインアップされている。大きな特長は、本体そのものにパスワード入力用の物理ボタンを備えていること。そのままPCに差しても認識されず、本体側であらかじめ設定したパスワードを入力して初めて、PC接続後ファイルを読み書きできる。認証機能がUSBメモリー単独で完結するため、容易にセキュリティ体制を整えられる。PC側にパスワードを入力して解錠するタイプとは異なり、接続先のシステムを選ばない点もメリット。PCに限らず複合機や事務機器などでも、USBマスストレージクラスに対応していれば使用できる場合もある。

設定可能なパスワードは7〜15ケタで、パスワードを忘れてしまったときに使うセカンドパスワードも設定可能だ。データはハードウェアで自動的にAES256bit暗号化が施されるので、同製品を分解しても解読不能。パスワードの誤入力が10回に達すると使用不可となり再フォーマットを要するなど、多重のセキュリティ対策がなされている。

持ち運びやすい設計で、運搬時のトラブルにも対応

万が一紛失しても情報が漏えいしないよう配慮された製品だが、運搬時の安全性も考慮されている。筐体には持ち運びやすい大型のキーリングを装備し、そのうえ堅牢なアルミキャップも付属。ゴミの侵入による故障や、運搬中の誤操作を防止してくれる。そのほか、データ管理用のオプションソフトにも対応。不要なファイルの内容を復元不可能な状態で削除できる「QuickSecureAES256」や、PCとの接続時にデータを自動でバックアップできる「セキュリティUSBメモリーバックアップツール」などを利用可能だ。

低コストで手軽にセキュリティを高める手段として、『ED-HB2』シリーズをぜひご提案いただきたい。

主な仕様
型番 ED-HB2/4G
ED-HB2/8G
ED-HB2/16G
対応機種※1※2 USBポートStandard Aコネクターを搭載したWindowsパソコン、Mac
対応OS(日本語版のみ)※3※4 Windows 10/Windows 8.1/Windows 8/Windows 7/Windows RT 8.1/Windows RT
Windows Server 2016/Windows Server 2012 R2/Windows Server 2012/Windows Server 2008 R2/Windows Server 2008
macOS 10.12/Mac OS X 10.7~10.11
容量 【ED-HB2/4G】4GB
【ED-HB2/8G】8GB
【ED-HB2/16G】16GB
インターフェイス USB 2.0
電源 DC 5V(USBバスパワーにて供給)
消費電流(最大) 200mA ※5
使用温度範囲 0~45℃
使用湿度範囲 10~90%(結露なきこと)
外形寸法(W×D×H) 約20×80×10.5mm(突起、キーリングを除く)
質量 約26g(キャップ、キーリングを含む)
保証期間 ハードウェア保証(1年間)

※ 本商品はバッテリーを搭載しており、USBポート挿入時に自動的に充電されます。約3.5時間で満充電になります。なお、放電してしまった場合もデータを保持し続けますので、USBポートに接続し充電を行った上でご使用ください。

※1 隣り合うUSBポートの間隔により、複数ポートを同時に使用できない場合があります。

※2 バスパワー動作のUSBハブ(キーボードのUSBポート含む)に同製品を接続した際、電力不足となりご利用できない場合があります。

※3 パスワード認証はパソコンなどに挿す前に本商品単独で行います。

※4 「USBメモリーフォーマッター」の対応OSは、上記とは異なります。

※5 読み書き時

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