1台のUPSで複数台のサーバーのシャットダウンを管理
シュナイダーエレクトリック AP9624
災害による不意の停電への対策として、UPSはサーバー管理に必須の製品だ。ただし瞬停であれば、UPSの電源だけでシステムの稼働を継続できるが、停電が継続する場合は、自動的に接続機器を正しくシャットダウンするシステムが必要となってくる。シュナイダーエレクトリックでは、そのための管理ソフトを提供しているが、同社のUPSとオプションカード『AP9624』を併用することで、 複数台のシャットダウン構成を安価に実現できる。
同社の管理ソフトとUPSの組み合わせで安全な構成を実現

SmartSlotを備えた、30kVA以下の容量のAPCブランドUPSに対応している
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UPSメーカーのシュナイダーエレクトリックは、UPS電源管理ソフトウェア「PowerChute」シリーズを提供している。停電時にUPSから給電している最中、停電から一定時間が経過する、またはUPSの電源残量が一定値を切るといった条件で、システムを自動で、安全にシャットダウンしてくれるシステムだ。このシステムを、1台のUPSに対し、複数台のサーバー機器に適用できるオプションが、今回紹介する『AP9624』だ。
複数台のシャットダウン環境を安価に構築可能
『AP9624』のメリットは、1UPS対複数サーバーのシャットダウン環境を、安価に構築できるところにある。UPSに装着するだけで複数台のサーバー機器との接続が可能になるのはもちろん、接続用のシリアルケーブルも2台分付属。また、PowerChuteの追加ライセンスも2台分付属しているため、『AP9624』さえ購入すれば、従来のPowerChute環境に、すぐに2台のサーバーを追加し、電源管理システムに組み込むことができる。
UPSはサーバーの冗長性を確保するうえで必須の製品であるが、より安全に運用するには、緊急時のシャットダウンシステムを構築する必要がある。同社のUPS製品とあわせて、『AP9624』をご提案いただきたい。
主な仕様
型番 | AP9624 |
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対応UPS | 30kVA以下のSmartSlotを備えたAPCブランドUPS ※PowerChute Business Editionは5kVA以下のUPSのみ動作します |
対応PowerChute Business Editionバージョン | v9.0.1と2014年10月現在ダウンロードできる全バージョン |
接続ケーブル | バンドルケーブル:940-0020X 延長用ケーブル(別売):940-0015 (型番AP9815) /15ft (4.5m)延長ケーブル |
外形寸法(W×D×H) | 121×114×38(mm) |
質量 | 0.07kg |