冗長ネットワークを安価に構築できるスタッカブルスイッチ
アライドテレシス AT-x310シリーズ

オフィスのネットワークを拡充するにあたって、避けて通れないのがLANの配線や端末への給電といった問題だ。多岐にわたる情報機器への回線や電力供給をまかないつつ管理するには、高機能なスイッチが必要だ。アライドテレシスの『AT-x310』シリーズは、拡張性に優れるスタッカブルスイッチ。最大で192ポートまで拡張できるほか、PoE給電にも対応しており、業務の規模や拡張に合わせて、ネットワーク環境をととのえられる。

大規模かつ複雑なネットワークを低コストで構築可能
最大192ポートまでポートの拡張が可能なため、端末台数の多い大規模ネットワークの端末収容エッジスイッチとして最適
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『AT-x310』シリーズは、複数のスイッチを1台として扱える、仮想化機能を備えたスタッカブルスイッチだ。双方向2Gbpsの帯域幅を持つ専用スタックモジュール「AT-StackXS/1.0」を装着することで、VCSに対応。複数台を組み合わせて使用することで、ポート数を192まで拡張できる。多ポート100Mダウンリンク、2ポートの1Gアップリンクのポート構成を活かせば、配線設計やポート設計を変更することなく、既存の環境からシームレスに置き換えることも可能だ。このため、大規模ネットワークのエッジスイッチに適しているが、64ルートまでのスタティックルーティングもサポートしているので、小規模ネットワークのコアとしても利用できる。さらに、PoE給電に対応したモデルもあり、ネットワークカメラや無線LANアクセスポイントを含めた、複雑なネットワーク環境も構築可能だ。

AMFへの対応も特長の1つ。これは、ネットワーク上に存在するすべての機器を、仮想的な1台の機器として統合管理できる、同社独自のネットワーク仮想化機能。これにより、全スイッチから機器情報を収集できるほか、組織変更や部門異動などによる設定変更などを、1箇所で一元的に実行できる。管理者の集約により、人的、物的コストを大幅に削減することが可能だ。

セキュリティや冗長性を確保する高度な機能

同一ポート上で複数の認証を混在できるTri-Authや、ユーザーごとに別々のVLANを付与するマルチプルダイナミックVLANなど、セキュリティ機能も十分。ネットワークループを自動で検出し、設定した動作を自動で実行するループガードもあり、ネットワークの冗長性も実現している。機器設定やファームウェアを保存したUSBメモリーからPCレスで起動し、設定やファームウェアの更新を実行できるUSBオートブートもあり、メンテナンスもしやすい設計となっている。

主な仕様
型番 AT-x310
標準ポート 1000BASE-T/100BASE-TX/SFPスロット、スタックモジュールスロット、RS-232、USBポート(USB 2.0、タイプA(メス))
最大消費電力 AT-x310-26FT:最大26W
AT-x310-26FP:最大520W
AT-x310-50FT:最大53W
AT-x310-50FP:最大530W
外形寸法(W×D×H)
※突起部は除く
AT-x310-26FT:340×213×44mm
AT-x310-26FP:440×359×44mm
AT-x310-50FT:440×308×44mm
AT-x310-50FP:440×359×44mm
質量 AT-x310-26FT:約2.4kg
AT-x310-26FP:約5.3kg
AT-x310-50FT:約4.5kg
AT-x310-50FP:約5.8kg
保証期間 5年

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